書きかけたノート あの日の続き
蹴っ飛ばした 憧れ もう一度描く
神様だとか お祈りにはバイバイ
誰にも頼りはしない
この手伸ばしたら 手を伸ばしたら
見慣れ気後れは捨て置いてさ
手が届くなら 手を届かせられたなら
昨日の僕とさよなら
色褪せた夢を また塗り直し
蹴っ飛ばした ペダルで 歯車回す
目を逸らしてた 鏡と向き合って
逃げるのはもうやめだ
踏み出すことが 怖かっただけ
今は 違う 前だけを見つめてる
夜が明けるから 夜が明けるから
よれたシャツのシワを張り直して
日が昇るから 日が昇るの見えたら
弱虫な僕とさよなら
先が 見えやしなくても
自分の地図は 広がり続ける
さあ
手を伸ばしたら 手が届くなら
不恰好でも積み上げていこう
夜が明けるから 日が昇るから
また この道 歩き出せるよ
まだまだ(遠くへ)踏み出す(前へと)
昨日の僕とさよなら
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。