ふと頬に触れた 風が告げている
もう季節が 変わっていること
僕は変わらずに
追われてばかり
高い空を見上げてしまう
足早に過ぎる 日々の中で
これでいいんだと いい聞かせ
疑問も問題も 吸い込まれていくよ
社会の中に 今日も
見栄張ったり かっこつけたり
そのおかげで追い込まれて
それでも負けないようにと 歩いてる
でも本当は 君の笑顔に
恥じないように生きたいって
情けないほど思ってる
笑わず聞いて欲しいんだ
出来る事なんて 片手ほどもない
出来ない事 数えあげたら
両手を足しても 足りはしないよ
でもそんなの誰もそうだろ?
幸せを装う為 必死になって
取り繕うよりも
不器用なトコが 自分らしさだと
言ってくれたね 君は
いつのまにか大人になって それでもまだ迷っている
余計なプライドや立場 邪魔になる
いつのまにか 着込みすぎてた
重いプレッシャー今更でも
ゆっくり脱ぎ捨ててみよう
一人の僕に戻るため
見栄張ったり かっこつけたり
そのおかげで追い込まれて
それでも負けないようにと 歩いてる
でも本当は 君の笑顔に
恥じないように生きたいって
情けないほど思ってる
いつかはとなりで笑ってよ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。