第22話

20話
202
2021/01/05 03:13
乗って少し観覧車が上がった頃。
赤沢 修也
赤沢 修也
うわぁ…見てください!
綺麗な夕焼けですね!
猫山 (you)
猫山 (you)
うぉ、ほんとだー!
私と赤沢くんは向かい合わせに座っていた。


横の窓から見ると、


綺麗に赤色と空色が混ざり紫がかる空。


そこに少し照らされる遊園地がこれまた


美しかった。







さて。



言うか…
猫山 (you)
猫山 (you)
赤沢くん。
赤沢 修也
赤沢 修也
は、はい!
きっと、ここで私が返事をする。


分かっていたから驚いたんだろうな。
猫山 (you)
猫山 (you)
あのね、私、最初赤沢くんのこと、
この人は絶っっ対合わないって思ってた。
猫山 (you)
猫山 (you)
裏は無いし、いっつも笑顔だし。
嫌いとまではならなったけど、
苦手だっかな。
猫山 (you)
猫山 (you)
でもさ、案外助けてくれたり、
面白い『裏切り』?とか。
可愛いとか言ってくれる内に
猫山 (you)
猫山 (you)
胸がぎゅってなったり
もっと知りたいって思った。
ごめん、今日はね私が君の事を好きかの確認。
赤沢 修也
赤沢 修也
こ、答えは出ましたか…?
猫山 (you)
猫山 (you)
うん、もう出てる。




もう今日心に決めた。



心配してくれた青倉と南坂くんや



助けてくれた梨沙にはほんっと




感謝しかない。






















猫山 (you)
猫山 (you)
いいよ、私も好きになっちゃったから。
赤沢 修也
赤沢 修也
っ!!////
赤沢くんは一瞬照れたかと思うと、


隣に座ってきた。
猫山 (you)
猫山 (you)
え、え?
赤沢 修也
赤沢 修也
こっち向いてください。
そう言われ横を向くと










ぎゅっと抱き締められた。



すると、待って、え?
赤沢 修也
赤沢 修也
ぐすっ……ぅう…
猫山 (you)
猫山 (you)
な、泣いてんの…!?なんで!?
赤沢 修也
赤沢 修也
お、おれ、振られるのかとおもって…
猫山 (you)
猫山 (you)
あはは(笑)そっかそっか、
ごめんね。
私の肩で泣く赤沢くんを手でトントンと背中をたたく。
涙を拭いて顔をあげた赤沢くんは
猫山 (you)
猫山 (you)
顔台無しだよー?カッコイイんだから泣かない!








げ、



うわ、




また言っちゃった…
猫山 (you)
猫山 (you)
わ、忘れて!ほんと!記憶から抹消して!
ま、まぁ泣いててもカッコイイけどね。
赤沢 修也
赤沢 修也
できません!!
猫山 (you)
猫山 (you)
じゃ、えっと…付きあ…
赤沢 修也
赤沢 修也
ちょ、ちょ、待ってくださいっ!
赤沢くんの大きな手が私の口を塞ぐ。
猫山 (you)
猫山 (you)
むぐっ、
赤沢 修也
赤沢 修也
お、俺から…言わせてください…
赤沢くんは照れながら手を戻す。
猫山 (you)
猫山 (you)
うん。
赤沢 修也
赤沢 修也
あなたさん、俺と…付き合ってください。
猫山 (you)
猫山 (you)
…はいっ!
赤沢 修也
赤沢 修也
俺、今凄い幸せです…
猫山 (you)
猫山 (you)
私もだよ(笑)(笑)
赤沢 修也
赤沢 修也
ほ、ほんとですか!?
猫山 (you)
猫山 (you)
え、うん。
赤沢 修也
赤沢 修也
うっゎ…
なんか気まずく、目をそらすと
赤沢 修也
赤沢 修也
あなたさん。
赤沢くんの声で目を見ると







赤く、紫色がかる光が差し込み私達を照らした。








そして、赤沢くんの顔が近づいて。



























唇を重ねた。

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