第4話

3話
314
2019/04/10 11:05
と、梨沙と話しつつ仕事を進める。
お昼休憩は12時から。今は11時。
『お腹すいた』
とぼやきつつ仕事をし続ける。
赤沢 修也
赤沢 修也
猫山さん。
名前を呼ばれ振り向くと赤沢さん。
チッ、
あ、気にしないで。
笑顔で私の後ろに立っていた。
猫山 (you)
猫山 (you)
赤沢 修也
赤沢 修也
あの、取ってきてほしい資料があるんですけど。
猫山 (you)
猫山 (you)
私??なんで?
赤沢 修也
赤沢 修也
青倉課長からの伝言です。
猫山 (you)
猫山 (you)
青倉…課長ですかー。分かりました。
何の資料です?
赤沢 修也
赤沢 修也
ファイル室の入ってすぐ左の棚だそうです。
あぁおくらぁ?面倒。
猫山 (you)
猫山 (you)
了解です。
赤沢 修也
赤沢 修也
手伝いましょうか?
猫山 (you)
猫山 (you)
馬鹿にしてる?大丈夫です。
赤沢 修也
赤沢 修也
馬鹿になんて…
木村 梨沙
木村 梨沙
あなた?手伝おっか?
猫山 (you)
猫山 (you)
ううん大丈夫。ありがと。
赤沢さんは何か言いかけたけど。
知らないよ。
そう、思いながらファイル室へ。
入って左…この棚の近くかな?
うわぁ、資料多っ!
うちの会社ってこんなにあったんだ…?
と、ファイルに手をかけた。
その時だった。




取ろうとしたファイルは横に並んだファイルを巻き込み。



















私の頭上に落ちてきた。



マズイ。当たる─────
バサバサッッ
と音が響いたころには、私は。












その場からは離れ、さっきいた入り口のちかくまで移動していた。





あっ、あれ?
私はさっき動かなかったし…瞬間移動?
違うよね…?


そう思った時、体が何かに触っている様な気がした。





反射的に上を向くと









見慣れた顔が。
赤沢 修也
赤沢 修也
大丈夫…ですか!?
猫山 (you)
猫山 (you)
あっ、赤沢さん!?
赤沢さんに手首を引かれて赤沢さんの胸の中にいた。





一気に顔が熱くなるのが分かる。
猫山 (you)
猫山 (you)
あ、ありがとうございます!もう離していいです!
と、押し退けようとすると。
赤沢 修也
赤沢 修也
良くないです!ケガは…?
猫山 (you)
猫山 (you)
な、無いです!!大丈夫です!
赤沢 修也
赤沢 修也
ほんとですか…?
私だって、乙女なんだし



イケメンに顔覗かれたらそりゃ、ドキドキ位する。
でも、何か少し純粋な心配の顔だった様に見えた。
まぁ、彼は純粋じゃないとウケ良くないですもんね!
猫山 (you)
猫山 (you)
はい、大丈夫です!じゃ、じゃあ!
私は言われた資料を取り、速攻逃げる。
戻るまでに心と顔を落ち着かせて、
資料を青倉んとこに持っていく。
猫山 (you)
猫山 (you)
青倉課長。言われた資料置いときます。失礼しました。
青倉課長
青倉課長
お、おう……?ありがとな?
イスをひいて座ると
木村 梨沙
木村 梨沙
何かあったの?
はい、流石。
猫山 (you)
猫山 (you)
何もない、何もない(笑)
普通にファイル取りに行っただけだよ?
木村 梨沙
木村 梨沙
あーやし。まーいーや。
あ、◯◯先輩これまとめてほしいってー!
トントンと私の机に置かれた資料はまぁ、いいや。
やる。

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