第20話

買い物へ(3)
16,990
2021/02/08 10:54
私はゆあん君とシヴァさんに連れられて、コピックがあるお店に向かった。
エスカレーターに乗っている少しの間でも、足首の痛みは嫌という程に感じる。
(なまえ)
あなた
あぁ...痛ぁ...
たっつん
たっつん
ん?何か言った?
私は、たっつんにそう言われた瞬間、ビクッと身体を震わせた。
(なまえ)
あなた
うううん、なんでもない(声に出てた...)
そう言って私は首を横に振る。
そう言うとたっつんは少し疑問を抱いたかのように顔を顰めた。
たっつん
たっつん
...なんかあったら言ってな?
(なまえ)
あなた
うん、ありがとう
それから、私たちはエスカレーターを降りる。
すると、ゆあん君が私の腕を引っ張った。さっきじゃっぴが引っ張ってきた時よりも優しく、私が歩くスピードに合わせてくれた。
ゆあん
ゆあん
あっちだよー
(なまえ)
あなた
う、うん
どぬく
どぬく
じゃっぴ、あれ手本ね
そう言っている声が後ろで聞こえる。
ヒロ
ヒロ
じゃっぴあなたちゃんの扱い方荒い
じゃっぴが叱られてる。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
はい...
それを聞いて、少し笑いそうになるのを堪えて、ゆあん君についていく。
そうして、私はコピックのセットを買う。
うん。結構するんだね
そして、レジへ向かう。
すると、またお決まりのように
シヴァ
シヴァ
はい、持ちまーす
そう言ってシヴァさんに袋を取られた。
(なまえ)
あなた
みんな揃ってなんで持つの(。-_-。)
そう言うと、六人が笑う。
やっぱりダントツで笑ってるのはどぬくさん。
それから私達は店を出た。
(なまえ)
あなた
そういえば、うりとのあさんとえとさんとるなちゃんって何処にいるの?
じゃぱぱ
じゃぱぱ
多分バッグ探してる
ゆあん
ゆあん
じゃあ、向こうかな
そう言ってゆあん君が、服やバッグ、スポーツ用品が揃っている広い店がある方向を指差す。
ヒロ
ヒロ
それじゃ、行っとこっか
(なまえ)
あなた
うん!
そう言って歩き出そうとする。
すると、もはや当たり前のように足首に痛みが走る。
(なまえ)
あなた
っ...!
痛みを我慢出来ず、私はその場に立ち止まる。
私は、足首をさすった。
すぐに体制を立て直し、みんなを追おうとするけれど、みんなが居ない。
目の前には、酔ってしまうほどの人だかり。
なんてタイミングの悪い。
そう思って立っていると、だんだんと人がはけていく。
でも、やっぱりみんなが居ない。
(なまえ)
あなた
一人で行こ。きっと居るでしょ。
そう思って歩き出す。ゆあん君が指さしていた方向に。
方向は分かるけど、店は見えない。
(なまえ)
あなた
私、方向音痴なんだってば...!
そう呟きながら、人混みを抜けて行く。
(なまえ)
あなた
人混みで何も見えないなんてことある?
そう言って私はその場に立ちすくんでいた。
(なまえ)
あなた
誰か呼ぼっかな
そう半分諦めかけていると、
うり
うり
あなた...!何してんの!
そう息を切らして私を呼ぶ。
そのまま、うりに腕を掴まれた。
うり
うり
ほら、こっち。行くよ
(なまえ)
あなた
え、うん
そう言って二人で人混みを抜けて行く。
暫く人混みの中を歩いていると、服やバッグ、スポーツ用品が揃っているお店に辿り着いた。
からぴち
からぴち
あなたちゃん!うり以外の全員
お店に辿り着いた瞬間、みんなに呼ばれる。
ゆあん
ゆあん
良かったぁぁ...
どぬく
どぬく
気付かなくてごめんね...
(なまえ)
あなた
心配かけて...ごめんなさい...
私はみんなに謝った。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
謝んなくていいよ?
たっつん
たっつん
俺達が置いてったのが悪かったんやから
二人が微笑みながらそう言う。
二人がそう言ってくれ、安心して
(なまえ)
あなた
ありがとう、ごめんね
そう言った。でも、心の中でずっと、ごめんなさいと何度も呟いた。
シヴァ
シヴァ
まーた謝ったね?
(なまえ)
あなた
あ、
シヴァさんにそう言われてハッとしている私を見て、みんなは笑っていた。
✄------キリトリ------✄
閲覧ありがとうございました✿゚❀.(*´▽`*)❀.゚✿
rinrin
rinrin
更新が遅くなってすみません💦
rinrin
rinrin
それに、今回で『買い物へ』は終わるって言ってたのに終わらないです...
rinrin
rinrin
ほんとすみません...
いつも、いいね、お気に入りありがとうございます(*・ω・)*_ _))ペコリン
rinrin
rinrin
今回変なとこで終わって、女性メンバー出てないので、次回は女性メンバー出します!
rinrin
rinrin
ただ、ショッピングモールの場面が残り少しの予定なので、短いと思います。
rinrin
rinrin
ただ、その代わり短いのを一日の間に2話、出したいと思います。
rinrin
rinrin
じゃ、お楽しみに(。・ω・)ノ゙

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