私はゆあん君とシヴァさんに連れられて、コピックがあるお店に向かった。
エスカレーターに乗っている少しの間でも、足首の痛みは嫌という程に感じる。
私は、たっつんにそう言われた瞬間、ビクッと身体を震わせた。
そう言って私は首を横に振る。
そう言うとたっつんは少し疑問を抱いたかのように顔を顰めた。
それから、私たちはエスカレーターを降りる。
すると、ゆあん君が私の腕を引っ張った。さっきじゃっぴが引っ張ってきた時よりも優しく、私が歩くスピードに合わせてくれた。
そう言っている声が後ろで聞こえる。
じゃっぴが叱られてる。
それを聞いて、少し笑いそうになるのを堪えて、ゆあん君についていく。
そうして、私はコピックのセットを買う。
うん。結構するんだね
そして、レジへ向かう。
すると、またお決まりのように
そう言ってシヴァさんに袋を取られた。
そう言うと、六人が笑う。
やっぱりダントツで笑ってるのはどぬくさん。
それから私達は店を出た。
そう言ってゆあん君が、服やバッグ、スポーツ用品が揃っている広い店がある方向を指差す。
そう言って歩き出そうとする。
すると、もはや当たり前のように足首に痛みが走る。
痛みを我慢出来ず、私はその場に立ち止まる。
私は、足首をさすった。
すぐに体制を立て直し、みんなを追おうとするけれど、みんなが居ない。
目の前には、酔ってしまうほどの人だかり。
なんてタイミングの悪い。
そう思って立っていると、だんだんと人がはけていく。
でも、やっぱりみんなが居ない。
そう思って歩き出す。ゆあん君が指さしていた方向に。
方向は分かるけど、店は見えない。
そう呟きながら、人混みを抜けて行く。
そう言って私はその場に立ちすくんでいた。
そう半分諦めかけていると、
そう息を切らして私を呼ぶ。
そのまま、うりに腕を掴まれた。
そう言って二人で人混みを抜けて行く。
暫く人混みの中を歩いていると、服やバッグ、スポーツ用品が揃っているお店に辿り着いた。
お店に辿り着いた瞬間、みんなに呼ばれる。
私はみんなに謝った。
二人が微笑みながらそう言う。
二人がそう言ってくれ、安心して
そう言った。でも、心の中でずっと、ごめんなさいと何度も呟いた。
シヴァさんにそう言われてハッとしている私を見て、みんなは笑っていた。
✄------キリトリ------✄
閲覧ありがとうございました✿゚❀.(*´▽`*)❀.゚✿
いつも、いいね、お気に入りありがとうございます(*・ω・)*_ _))ペコリン
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。