もふくんとどぬくさんと一緒に喋っていると、いつの間にか家に着いていた。
私におつかれと言った後、じゃっぴが少し怖い顔をして、私の後ろに居たもふくんとどぬくさんに向き直った。
私は、じゃっぴが私が傘を持っていなくてもふくんとどぬくさんが迎えに来てくれたのを怒っているのかと思って焦った。
すると、後ろからヒロくんが来て、
と頭を〈ポンポンッ〉と撫でながら言ってくれた。
そうヒロくんが言ってくれても、みんながもふくんとどぬくさんを怒るのは止まらなかった。
みんながもふくんとどぬくさんを攻め続けるのに、私は耐えきれなくて、じゃっぴの服の裾を〈クイクイ〉と引っ張った。それから、
そう言うとじゃっぴは、私のおでこを軽く弾いた。
なんで急に...そう一瞬思った。でも、私がさっき「私の事怒って?」っと言ったから、優しく怒ってくれたのだと分かった。そして私は、
そう返事をした。
返事をした後、じゃっぴはさっきの怖い顔ではなく、笑顔で私の頭を撫でていた。
そう言って私は、部屋に戻った。
〈カタカタカタカタ...〉
静かな部屋に、PCのタイピング音が響く。
そう言いながらも、続けて文字を打っていく。
それから数十分後、部屋のドアをノックする音が聞こえてきた。
〈コンコンッ〉
私は、キーボードを打っていた手を止め、返事をした。
そして、PCを閉じ、ドアを開ける。
私はびっくりして、少しだが声をあげてしまった。
〈ガチャッ〉
私が首を傾げていると、ゆあんくんはそう言ってクスクスと笑った。
そう言って私達は、リビングに向かった。
そして夕飯を食べ、私は、また部屋に戻って行った。みんなには「休憩しないで大丈夫?」なんて言われたけど、「大丈夫」って笑って言った。
それから寝る直前まで、みんなに会うことはなく、眠りについた。
✄------キリトリ------✄
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。