シェアハウスの今朝のお話。
そうリビングで独り言を言っていた。
どうせなら、誰かに嘘でも仕掛けようかな...
そんな、私らしくもない考えが思いつく。
告白ドッキリでもしてみようかな...
悪戯な考えを巡らせていると、丁度男子メンバーがゾロゾロとリビングに入ってきた。
すると、あからさまにニコニコしながら、じゃっぴが来た。
じゃっぴが言いかけたところで、焦ったフリをして聞いてみる。
自分で仕掛けてるのに恥ずかしがってるな...と思って、内心笑いそうになる。
そう言って、考えるフリをする。
私がそう言った瞬間、みんなの動きがピシッと静止画のように止まる。
そう言った瞬間、みんなの顔が一斉に赤くなる。
そんな風に、みんなの好きなところを一つずつ言っていく。
何個か言ったかと言う時、たっつんが止めに入ってきた。
それを聞いて、やっと言ったな...なんて悪い反応をしながら、心の中で笑う。
みんなが焦っているのを他所に、声を出して私は笑った。
当然、焦っていたみんなは疑問符を浮かべている。
そう言ってクスクスと笑う。
すると、みんながホッとしたように息をつく。どこか残念そうなのはきっと気の所為。
そう言ってニコッとみんなに笑いかける。
返事が無い...代わりに、何故かまたみんなの顔が真っ赤になっている。
この時、時刻は正午を上回っていた。
✄------キリトリ------✄
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。