じゃっぴに特に何も言われなかった私達は、即座に買い物に出掛けた。
のあさんがもの凄くワクワクしながら歩いている。心做しか音符が浮いてるような感じがする。
そう言って、のあさんが可愛い服屋を指差す。
そう言うと、のあさんが私とるなちゃんの手首を掴む。
足を弾ませてのあさんが店内に入って行く。
入ってから、店内を見回してみる。
夏物…肩出し多くない?
そう思っていると、えとさんが一着の服を手に取る。
えとさんが手に取った服は、思いっきり肩出しの服。
そう言われ、何度も縦に頷く。
のあさんとえとさんが目を輝かせて進めるものだから、私はおずおずと試着室に入っていった。
渡された服を来てから、振り返って鏡を見る。
着てみたら結構肩出るなぁ……。
シャっと勢いよくカーテンを開ける。
その瞬間、カシャっと音がする。
あれ、なんか既視感が……。
スマホをこっちに向けて、るなちゃんは満足そうに笑っている。
そう言っていると、向こうからのあさんが服を持って来る。
満面の笑みで言われ、また渋々カーテンを閉める。
あ、まだ楽なワンピース……でもなかった。
スカートの一部が透け素材……。
またしても勢いよくカーテンを開ける。
すると、三人がキョトンとする。
三人がクスクスと笑う。
そんな三人を前にして、私は一件目にも関わらずぐったりしていた。こんなので大丈夫なのかな……。
その後も、えとさんが言った通り……では無く、6件ほどの服屋に連れて行かれた。
勿論、見るのは私の服だけ。
すっかり三人の着せ替え人形になった私は、帰りに三人にお願いして、雑貨屋に寄ってもらった。
✄------キリトリ------✄
閲覧ありがとうございました✿゚❀.(*´▽`*)❀.゚✿
※言いたいことが2つあった。

編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!