私は、昨日「明日は祝日だから。」という理由で、結構な量の課題を出されていた。
結構な量にも関わらず、一日で終わらせてしまおうとしてしまうのが私なのである。
一切寝てないけれど、せめて朝食は取ろうと、私はリビングに降りてきた。
そう言われて目を擦りながらキッチンを見ると、うりが居た。
ずっと目を擦りながら喋っていると、うりがこっちに来た。
そう言って目を擦っていた手を目元から離された。
そう言われ、ハッとし、「あ、」と少し声を漏らした。
そう言うと、うりがため息をついて、
そう言ってソファを指差す。何故座っておくのだろうかと首を傾げながら、私は「はーい」と返事をした。
ソファに座り、しばらくすると、うりがティーカップを持ってきた。
そう言って渡されたティーカップの中には、ハーブティーが入っていた。
そう言って私はそのハーブティーに口を付ける。
そう呟きながらハーブティーを飲む。
それから、うりが無言で隣に座ってきたので、首を傾げると、私がハーブティーを飲み干したらすぐに眠りに行けるよう、ティーカップを持っていく為らしい。
真横で見られると、飲みにくいんだけど...
しばらくハーブティーを飲んでいると、自分の頭が、カクンッ...と落ちていくのが分かる。
それから、視界が揺らみ、私は深い眠りについた。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。