第86話

今度は
11,232
2021/07/22 07:29
……暑い。
シヴァ
シヴァ
あなたちゃんが溶けてるね
ゆあん
ゆあん
エアコン入ってるけどね
なおきり
なおきり
今帰ってきたから仕方ないですね
……語尾「ね」で揃えるのやめい。
リビングのローテーブルにぐでぇ……っと伸びている私を、三人が見てくる。
えと
えと
よし!あなたちゃん連れ出すか!
そう言われた瞬間、びっくりしてガバッと起きる。
隣で三人も肩を跳ね上がらせた。
(なまえ)
あなた
……やだ暑い
シヴァ
シヴァ
あなたちゃん暑さに滅法弱いからなーw
(なまえ)
あなた
蝉の声聞くだけでもうやだぁ……
私がそう言うのも構わず、えとさんが「はい準備してー」と私を部屋まで押してくる。
(なまえ)
あなた
……何しに行くの…?
えと
えと
女子班で水着買いに行くよ〜
(なまえ)
あなた
今回はちゃんと三人も買うよね?
そう言うと、えとさんが一時停止する。
えと
えと
……買うよ?
(なまえ)
あなた
今の間何……?!
そう言うも、えとさんはグイグイと「いいから」と押してくる。
もう着せ替え人形はごめんなんだけど…?


それから嫌々準備をして玄関に向かった。
るな
るな
行くよー?
三人は玄関前で待ち構えていた。



暑い日差しの中、店に向かって歩く。
やはり蝉が五月蝿い。
蝉と暑さにうんざりしながら店内に入ると、定員さんが早速来た。暇か。
店員
何をお探しでしょうかー?
……こういう店員嫌い。
すると、のあさんが私の肩を掴んで前にやる。
のあ
のあ
この子ように水着を見たいんですけど…!
(なまえ)
あなた
?!
バッと後ろを振り返ると、のあさんは苦笑いする。
(なまえ)
あなた
え、ちょ、のあさん?
店員
かしこまりました✨
店員は明らかに目を輝かせる。
(なまえ)
あなた
け、結構です!
のあさんの両手から逃れてえとさんの後ろに隠れる。
えと
えと
そんなあからさまに拒まなくても…w
(なまえ)
あなた
絶ッ対やだ
えとさんは呆れたような笑みを浮かべて、私の頭をポンっと撫でた。
のあ
のあ
ぬぅ……じゃあこっち行きますよ
残念そうな顔をして、のあさんが私の手を引く。
(なまえ)
あなた
露出は最低限に収めたい……
るな
るな
じゃあラッシュガードも買う?
(なまえ)
あなた
そうする……
のあ
のあ
あなたちゃんこれどうです?
そう言ってのあさんが振り返りざまに見せてきたのはオフショルダーのフリルの付いた水着。
(なまえ)
あなた
……のあさん今のセリフ聞いてた?!
のあ
のあ
え、聞いた上でですけど
怖い、のあさん怖い。
えと
えと
のあさん…wやめたげてw
そう言うえとさんの手にはワンピースのような水着がある。
えと
えと
あなたちゃんこれにする?w
手に持っている水着をクイッと上げながら言う。
それと同時にのあさんの持っている水着を指差して「こっちは流石に嫌でしょ?w」と笑いながら言う。
(なまえ)
あなた
うん、そっちがいい……
そう言うと、のあさんの頬がふくれる。
のあ
のあ
解せません!
(なまえ)
あなた
じゃあのあさん、ラッシュガード選んで?
私が試しに言うと、のあさんは目を輝かせた。
のあ
のあ
今度は拒否してもダメですからね?
そう言いながら、のあさんは楽しそうにラッシュガードを選んでいた。






✄------キリトリ------✄
閲覧ありがとうございました✿゚❀.(*´▽`*)❀.゚✿
rinrin
rinrin
・・・
rinrin
rinrin
……お絵描きに神経すり減らした。
rinrin
rinrin
現時点で依頼やっと六枚終わりました〜( ̄▽ ̄;)
rinrin
rinrin
あと七枚目頑張る…(๑•̀ㅂ•́)و✧
rinrin
rinrin
そろそろ短編集公開するかぁ……っと思ってます
rinrin
rinrin
アイコンはすみませんが高嶺の魔女と一緒です( ̄▽ ̄;)
rinrin
rinrin
頑張ります
rinrin
rinrin
じゃあ、(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪

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