じゃぱぱ目線-------------------‐
リビングで編集作業をしていると、玄関からガチャっとドアを開ける音がして、玄関に向かう。
そこには、何故かジャージを着たあなたちゃんが居た。
いつも通り挨拶をして、あなたちゃんは家にあがる。
少し暗いような。……気の所為か。
この時期にジャージはもう暑いんじゃないかと思い、そう聞いてみる。
あはは…と苦笑いを浮かべて、彼女はそう言う。
そう言って笑うと、彼女は
そう言って疲れたとため息をつく彼女の頭を撫でるも、彼女は俺の手をグイッとのけた。
そう返事をして、彼女は風呂に向かった。
ふと下を見ると、彼女がさっきまでバッグを置いていた場所に、何故か水滴がある。
…………さっき言っていた理由で、バッグまでも濡れるだろうか。
……濡れた理由は、本当なのだろうか。
そう思っても、確信など無い憶測で、彼女に聞くことはできなかった。
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翌日、部活があったにしても遅い時間に、彼女は帰ってきた。
昨日の憶測は、あなたちゃんを除くみんなに言っておいた。
偶然廊下に居た俺とどぬくさんに、彼女は「ただいま」と挨拶をした。
そう言って、どぬくさんは彼女の所に行く。
どぬくさんがそう言うのと同時に、彼女の肩がビクッと動いた。
そう苦笑いをして、彼女は微かに腫れた頬をさする。
あなたちゃんの顔は、無理矢理笑顔を作っているように…横目で見るどぬくさんの顔は怒っているように見えた。
それを聞くと、微かに彼女の顔が暗くなるのが分かった。
それでも彼女は無理矢理笑顔を作るのをやめない。
……大体、無理に笑ってる時って何か隠してるんだよな……
そしてその原因は、絶対に「心配かけたくない」と言う良心の塊。
それに気付くほど、こちらが苦しくなるだけなんだが。
こんな風に念押しをして、返事が帰ってきても、彼女はきっと守らない。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!