第53話

お見通しとは行かないけど。
12,986
2021/04/18 04:49
じゃぱぱ目線-------------------‐
リビングで編集作業をしていると、玄関からガチャっとドアを開ける音がして、玄関に向かう。
そこには、何故かジャージを着たあなたちゃんが居た。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
?あなたちゃんおかえりー
(なまえ)
あなた
あ、ただいま!じゃっぴ
いつも通り挨拶をして、あなたちゃんは家にあがる。
少し暗いような。……気の所為か。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
なんでジャージ?
この時期にジャージはもう暑いんじゃないかと思い、そう聞いてみる。
(なまえ)
あなた
雑巾濡らそうとしたら蛇口の水の勢いが思ったより強くて濡れちゃって……
あはは…と苦笑いを浮かべて、彼女はそう言う。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
部活無いのによりによって掃除当番って辛いね〜
そう言って笑うと、彼女は
(なまえ)
あなた
ほんとは掃除当番じゃ無かったんだよー?
じゃぱぱ
じゃぱぱ
誰かの代わり?
(なまえ)
あなた
そー
そう言って疲れたとため息をつく彼女の頭を撫でるも、彼女は俺の手をグイッとのけた。
(なまえ)
あなた
髪、濡れてるから撫でない方がいいよ?
じゃぱぱ
じゃぱぱ
え、なんで濡れてるの?
(なまえ)
あなた
だから、雑巾濡らそうとしたら濡れたんだよ…
じゃぱぱ
じゃぱぱ
そっか…気持ち悪いだろうからお風呂入っておいで
(なまえ)
あなた
はーい
そう返事をして、彼女は風呂に向かった。
ふと下を見ると、彼女がさっきまでバッグを置いていた場所に、何故か水滴がある。
…………さっき言っていた理由で、バッグまでも濡れるだろうか。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
…………?
……濡れた理由は、本当なのだろうか。
そう思っても、確信など無い憶測で、彼女に聞くことはできなかった。
_______________。
翌日、部活があったにしても遅い時間に、彼女は帰ってきた。
昨日の憶測は、あなたちゃんを除くみんなに言っておいた。
(なまえ)
あなた
ただいま
偶然廊下に居た俺とどぬくさんに、彼女は「ただいま」と挨拶をした。
どぬく
どぬく
あなたちゃんおかえりー
そう言って、どぬくさんは彼女の所に行く。
どぬく
どぬく
あれ、あなたちゃん、なんか頬のあたり赤くない?
どぬくさんがそう言うのと同時に、彼女の肩がビクッと動いた。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
どうかしたの?
(なまえ)
あなた
んー…ちょっとね
そう苦笑いをして、彼女は微かに腫れた頬をさする。
どぬく
どぬく
へぇ…。
あなたちゃんの顔は、無理矢理笑顔を作っているように…横目で見るどぬくさんの顔は怒っているように見えた。
(なまえ)
あなた
なんとも無いから平気だよ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
逆に何かあったら言ってね?
それを聞くと、微かに彼女の顔が暗くなるのが分かった。
(なまえ)
あなた
うん…ありがと!
それでも彼女は無理矢理笑顔を作るのをやめない。
……大体、無理に笑ってる時って何か隠してるんだよな……
そしてその原因は、絶対に「心配かけたくない」と言う良心の塊。
それに気付くほど、こちらが苦しくなるだけなんだが。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
ほんと…何かあったら言ってね
(なまえ)
あなた
うん…?分かった
こんな風に念押しをして、返事が帰ってきても、彼女はきっと守らない。
✄------キリトリ------✄
閲覧ありがとうございました✿゚❀.(*´▽`*)❀.゚✿
rinrin
rinrin
暗いってなんだ…と迷走中。
rinrin
rinrin
こんな事言っても続きますけどねd( ̄  ̄)
rinrin
rinrin
昨日、コメントで調子乗っていいよって言ったらみんな反応しちゃったよ( ̄▽ ̄;)
rinrin
rinrin
みんなが調子乗るなら私の返信も調子乗るからね!(๑•̀ㅂ•́)و✧
rinrin
rinrin
じゃ、バイバイヾ(。・v・。)

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