第50話

お出掛け【シヴァ編】
11,959
2021/04/14 11:34
私が引いた人は_
(なまえ)
あなた
シヴァさんだ
シヴァ
シヴァ
俺?
(なまえ)
あなた
うん!
シヴァ
シヴァ
りょーかい
そう返事をして、シヴァさんは何故か嬉しそうに立ち上がった。
シヴァ
シヴァ
行こっかー
(なまえ)
あなた
行ってきます!
からぴち
からぴち
行ってらっしゃい!
みんなに見送られて、玄関を出る。
✄------シヴァ目線------✄
昼食をとろうと思っていたお店に向かおうと歩いていると、隣を歩いているあなたちゃんが横からひょこっと覗いてきた。
(なまえ)
あなた
何するの?
シヴァ
シヴァ
カフェに行って…適当に歩こうか
(なまえ)
あなた
はーい
そう返事をして、彼女は目線を戻し、雑談をしながら歩き始めた。
それから、目的のカフェに行き、席に座る。
シヴァ
シヴァ
何にする?
そう彼女に聞くと、案外早く返事が返ってきた。
(なまえ)
あなた
んーっとね…これ
早く返ってきた返事に、以前もここに来た事があるのだろうかと少し不安になる。
その後、頼んだセットが運ばれてきて、それを会話を挟みながら食べ始める。
暫くして、セットを食べ終わるとデザートが運ばれて来た。
彼女はそれを幸せそうな顔で食べる。それに対して、俺は考え事をしていた。
考え事と言っても、彼女がどうしたら徹夜する癖を直せるのか。なんて言うこと。
どうすれば直せるだろうか。有耶無耶に言うのではなく、はっきりと禁止令を出せばいいのだろうか。
食事の前もきちんと手を合わせて挨拶をし、喋る時は必ず口に含んでいるものを呑み込む。
そんな育ちの良い彼女なら、禁止令は必ず守るのだろう。
(なまえ)
あなた
……シヴァさん、食べにくい
考え事をしている間、無意識に彼女を見つめていたらしく、ジトっとした目で彼女はそう言ってきた。
シヴァ
シヴァ
ごめんごめん、考え事してて
(なまえ)
あなた
……何の?
少し心配そうな顔をして、彼女は聞いてくる。そんな彼女に、安心させるように言う。
シヴァ
シヴァ
何でもないよ、美味しい?
隠されたことが癪なのか、彼女は不服そうな顔をして頷いた。
その後、カフェから出て、彼女が行きたいと言う雑貨屋に向かった。
雑貨屋に向かう途中、彼女はこんな話をした。
(なまえ)
あなた
最近ね、無意識にからぴちっぽい物見つけたら手に取っちゃうんだよね
シヴァ
シヴァ
ミニ恐竜とかジンジャーブレッドクッキーとか?
(なまえ)
あなた
うん!黄色のかえるとかもね
……それ俺じゃん。
動画の視聴者に感じるような嬉しさとは少し違う嬉しさを感じてしまうのは、気の所為だと自分に対して誤魔化す。
楽しそうに話す彼女の話を聞いていると、彼女が言っていた雑貨屋に着く。
それから暫く店内を歩いていると、彼女の足がピタッと止まった。
そして、何かを手に取り、後ろに居る俺の方を振り向いた。
(なまえ)
あなた
見て見て!シヴァさん!
嬉しそうにニコッと微笑んでいる彼女の手には、俺のキャラデザに似ているかえるのぬいぐるみがあった。
シヴァ
シヴァ
凄い似てるねぇ
そう言って彼女の頭を撫でる。
その後、彼女はそのぬいぐるみをレジまで持って行き、買っていた。結局この雑貨屋で買ったのはこのぬいぐるみだけだったんだが?
今度こそ気の所為で済まされない程、無性に嬉しいと感じてしまったのは、彼女には内緒にしておこう。
✄------キリトリ------✄
閲覧ありがとうございました✿゚❀.(*´▽`*)❀.゚✿
rinrin
rinrin
どうも皆さんお久しぶりです……ネタが一向に纏まらなくて更新が鬼のように遅くなる作者です……
rinrin
rinrin
すみません……
rinrin
rinrin
あと一人、るなさん編を書いたら「お出掛け編」は終了しますね…( ̄▽ ̄;)
rinrin
rinrin
今度こそ早く書かなければ…っ
rinrin
rinrin
あと一話、お出掛け編をよろしくお願いいたします!
rinrin
rinrin
❤、💬、⭐ありがとうございます!
rinrin
rinrin
じゃあ、バイバーイ(*´∇`)ノシ

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