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2020/12/18

第7話

初上陸と炎の男
「島だーーー!!島が見えたぞーー!!」


見張りがそう叫ぶ。
ハート海賊団になって初の上陸である。



「今回治安はいいの?」



「まぁすごい悪いわけじゃないが…普通だな。」


ペンギンにそう聞けば、まぁあなたは戦闘できるし心配ないだろ?と言われた。まぁそうなんだけど。



「布でも買って、服でも作るかなぁ…」



「え!?あなた裁縫すんの!?すげえ意外!!」


馬鹿にしたように大笑いするキャスを羽交い締めにすると、だってお前戦闘員だし!縫い物とか出来なさそう!と言う。



「まぁ縫い物はしないけど。料理は出来るよ」


「それも意外だけど!縫い物しないで服なんて作れないだろ?」


さすがバキャス。君は人の話を聞いてなかったのかな~?



「どうせ錬金術で良いように作るんだろう」



「その通りですキャプテン」


頭のいい隈男にはわかっていた。お母さんは縫い物とか得意だったけどね、エドもアルも中々趣味悪いからなぁ。



「ってことで、私ちょっと行ってきまーす」



そう言えば後ろから迷子になるなよーと声が聞こえた。




「迷子になんてならないっての。」



歩き始めて数分、いい感じの布屋さんを見つけ何枚か買って、店を出る。



「てっきりツナギ着ろー!とか言われるかと思ったけど言われなかったなそういえば。」



「すいませぇえぇえん!!ちょっとどいてくれぇええ!」


そんな事を言いながら、歩いていると後ろから叫び声が聞こえ振り返るとおじさんに追いかけられている、半裸の男が。


スッと避けるつもりが、さっき買ったばかりの布に、半裸のおにーさんのチェーンみたいなのが引っかかり…


グイン!!!



「あ」ピタッ



「うっそぉおおおお!!!」


そのまま引っ張られ(すごい力だな)
更にそのまま男が止まったため、梃子の原理で私は彼方へ飛んでいく。



「きゃぁあああっ!!」



「大丈夫か!?怪我ねぇか?!おねーさん!」



ぼすん!と受け止めてくれたさっきのおにーさん。予想外の事に悲鳴を上げてしまった事が恥ずかしい。




「あっ、受け止めてくれてありがとう!怪我は無いよ、おにーさん。」


「っ、///そっか!よかっ……あ。」


にっこりと笑えば、恥ずかしそうにへへッと笑うおにーさん。(ちょっとエドに似てて可愛い)
しかし、私の手元を見て固まる。




「あっ、そっかさっき引っかかったから…」


「ご、ごごごごめん…!!!」


さっき引っかかった原因の布はまぁ無残にボロボロに引き裂かれてしまっていた。




「あー…えっと、気にしなくていいよ!(錬金術で直せるし。)」


「え?!いやァそれじゃ俺の気がすまねェ!!んー…そうだなァ…」


んー。と考え込んでいたおにーさんが突然、あっ!と顔を上げる。



「俺の船にこいよ!俺の仲間に裁縫得意なやついるから!直してもらおう!」



「えっ!?」


そうと決まれば!と私を抱えたまま港へ走り出すおにーさん。絶対この人ゴーイングマイウェイだわ…っていうか、私もしかしてこれキャプテンに怒られるんじゃない?



「あー!おにーさん!ストップストップ!!」


「あ?なんだよー!海賊は嫌いか?」


「ハッ!?海賊!?おにーさん海賊なの?!」


そう叫べば、えっ、知らなかったのか?てっきりバレてるかとー…有名なんだけどなぁ?白ひげ海賊団。と言う。
あー…まぁ…私こっち来たばかりだしねぇ….



「行きたくないか?」


「いやえっとですね、あまりうろうろすると、ウチの船長に怒られるので…」


「えっ!?おねーさんも海賊なのか!?」


すっげー意外と言われ、いい加減自己紹介しようぜって事で、(まぁ同業者だしいいだろ)
エースと友達になった。



「まさか年上とは…」


「まぁまぁ」


「それで?誰の船に乗ってるんだ?」


ん?トラファルガー・ローって船長のところ。ハート海賊団だよ。と答える。



「えええええええ!?あの超冷酷非道って言われてるルーキーの!?脅されて乗ってるとか!?」


「(あっそうなんだ…まぁ強ち間違いでもないけど、)うーん利害の一致とか、まぁその他諸々かな。」


とりあえず、帰らないとそろそろ本当怒られる。と帰ろうとすれば、



「イヤイヤイヤ!あなた、それどうすんだ?!まぁ俺も買い直せるわけじゃねーからアレだけど…やっぱり俺の仲間に…!」



「あぁ、だから大丈夫だって、
これくらいなら(別に見せるだけならいいよね、エースいい子そうだし。)それっ、」



パン!と両手を合わせ、元通りに錬成する。



「!?は、なっ!?
え!?!元に戻っ…!?」


「そいじゃ、またねエース」


「え!?ちょっ、まっ!あなた!」



エースを置いて、たったか走り出す。
またあの長ったらしい説明をするのも面倒くさいし、何よりエースは理解出来そうにない(キャスと同じ雰囲気を感じる。)



「今度見つけたら説明してもらうからなァーーーーー!!!」



「あはは、ごめーんエース」


たぶん理解出来ないよ、と呟いて、船まで走り出した。