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第5話

落書き
ポカポカ陽気に眠たくなる午後。


一番眠くなる時間に一番つまんない授業やめて欲しい…


私がいちばん嫌いな世界史。


先生も面白くないし…


「えー、この人物はー…」


と、先生が説明しだす。


眠気覚ましに、教科書に載っている人物のイラストを、漫画チックに変えてノートの隅に描いた。


あ、隣の写真は夫人って書いてある。


でも不機嫌そー…


あ、きっとこの人は別の人が好きだったけど許嫁とかで結婚せざるを得なかったんだね〜…


なんて、自分で想像してたら四コマ漫画が出来上がった。


「ふっ」


隣の席のやつに鼻で笑われた。


「なによ」


「いや?

さすがあなた、絵うめぇなと思って。」


「笑ったでしょ」


「だって、先生が説明してる事と真逆なんだもん」


くくっと笑いを堪えようとする大和。


そんなに笑えるかなー?


「こらっ、夜明!

授業中に何笑っとる!」


「げ。」


あーぁ、アホ…


「い、いやぁ…」


「なんだ。」


圧をかけてくる先生に、大和の笑顔がひきつる。


「い、や、あの…こいつの落書きが面白くて…」


「はっ!?」


私を指さす大和の方にぐるんと顔を向ける。


何言ってくれんの!?


「なにっ…?

まぁ、ちょうどいい。

罰として2人で社会科研究室の俺の机の上からプリント持ってこい。」


「えぇー…」


「いいから行く!!」


「「は、はい…」」





「バカ大和。」


社研って遠いんだよ1番!!


「まぁー、いいじゃんっ気晴らし気晴らし!

眠かったろ?」


「そーゆー問題じゃない!!」


もー、私成績はよくいたいのに。


授業態度悪いって思われたじゃん…


「だって、俺は正直に言っただけだし?」


「私のせいにするな」


はぁー…


ほんと信じらんない!


巻き込むな私を!


「あれー?あなたちゃん?」


廊下を歩いていると向かいからくる男子生徒に声をかけられた。


「え、尾白先輩?

どうしたんですか?授業中ですよ。」


「それは2人もそうだけどね?

オレはちょっと頭痛くて頭痛薬もらいに保健室に。」


と、保健室の方を指さす。


「そーなんですね〜

もう大丈夫なんですか?」


「うん、平気。

あなたちゃんは?」


「私は社研にプリントを取りに。

…こいつのせいで。」


私がギロっと睨むと、大和は視線を外した。


「元はと言えばあなたのせいだし?」


「はぁっ!?」


「そーじゃん?」


おちゃらけて言う大和に私はまた睨みをきかせた。


「はは、仲いいの?」


「まぁ…幼なじみなんで…?」


…今のどこから仲良いという言葉が出てくるのか疑問だけど。


「へぇ〜…そーなんだ…」


そう言って尾白先輩は大和を見た。


「…?」