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第4話

幼なじみ
「あなたっ」


「わ、わぁ!?

先輩っ」


…?


「あのっ…?」





「あなた、聞いてる?」


「…あ…ごめん…」


やっば、意識飛んでた。


なんであんな昔の…


自然に眉間にシワがよる。


…はぁ。


やめたやめた。


こんなこと、思い出してもなんの意味もない。


「何考え込んでたんだよ、らしくもない。」


「いや、なんでもない。

ただぼーっとしちゃっただけ。」


「ぼーっと?

あなたが?

大丈夫?」


「ぜーんぜん平気。」


思い出したくないんだから話を続けるなっ!


「…熱でもあんじゃねぇの?」


「ないよ。

しつこいなぁ、大和は!」


私のもう1人の親友、夜明よあけ大和やまとはいっつもこんな感じ。


まぁ、いいやつなんだけど。


大和とは長い付き合い。


幼稚園の頃からだから…幼なじみって言うのかな?


帰り道も一緒で、お互い時間が合えば一緒に帰る。


今日みたいに。


「ったく、別れて落ち込んでんのかと思ったら、そーでもねぇな?」


「あー…まぁ…。」


ー別に高橋のことそこまで好きじゃなかったじゃん?


真美に言われたことが的確すぎて、傷つくと言うより、納得しちゃったからな…


「好きって…なんなんだろうねー…」


「んな根本的に難しいところで悩むなよ…」


聞こえないようにぼそっと言ったつもりだったけど聞こえてたみたい。


ふわっと頭に触れられる。


「大和?」


何してんの、と言おうとした瞬間、頭の上に乗せられた手がわしゃわしゃと動いて髪の毛がぐしゃぐしゃになった。


「ちょ、やめてよっ!」


なにすんのさ!!


もう、ボサボサじゃんっ!


「あんま深刻になるなよ!!」


へ??


「あ、なに、慰めてくれてんの?」


チラッと大和を見ると、悪いかよと言わんばかりに照れて視線を逸らした。


「ぷっ、ははははっ…!」


ダメだ、笑っちゃうっ


「な、なんだよ!?」


だって…っ


「似合わなーっ…!」


「う、うるせぇなっ!」


でも、ありがと。


励まそうって思ってくれてるのは、素直に嬉しいよ。


なんて、口では言わないけどね。


やっぱり持つべきものは親友だ。