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第8話

バイト帰り
「お疲れ様でーす」


「それじゃ、あとはー…」


夜9時半、バイト終了!


「ごめんね、急遽入ってもらっちゃって…」


タイムカードを押していると、店長に声をかけられた。


「いえ、大丈夫ですよっ」


「はいこれ、あげる〜」


店長からある紙を差し出される。


「え、なんですかこれ。」


「駅前にできたタピオカのお店の割引券!

あなたちゃんにあげるっ」


「え、本当にいいんですか…?」


なんか申し訳ない…


「いーのいーのっ!

今日臨時で入ってもらっちゃったし…

それにほら、若い子はタピオカとか好きでしょ?」


「はいっ、大好きです!」


「よかった!

あ、もしかしてもう行ってきた?」


「あ…はい…でも、また行きたいなーって思ってたのでありがたいです!」


今日マンゴーといちごで迷ったんだよね…


良かった!!


また飲みに行ける!!


お礼を言ってロッカールームで着替える。


はぁーまた明日も…疲れる…


「お疲れ様でしたー」


ホールの人に声をかけて従業員出入口に向かった。


「あ、あなたちゃんおつかれー」


呼ばれて振り返ると、尾白先輩がいた。


「あ、尾白先輩、お疲れ様です。」


「今帰り?」


「はいっ、お先に失礼しますっ」


帰ったらー、ご飯食べてお風呂入って…


あ、明日提出の課題…やんなきゃ…


めんどくさ。


「待って、送ってく。」


「へっ?」


「着替えてくるから待ってて。」


「え、ちょ、あのっ…」


私が何かを言う前に先輩はロッカールームに入っていってしまった。


一人でも帰れるんだけどなー…


「おまたせっ、ごめんね?」


「いやいや!

全然待ってないですっ」


着替えんの早っ


「あなたちゃん帰り道どっち?」


「あ、えと、駅の手前くらいです」


「あー、電車通じゃないんだ?」


先輩は歩きながら言った。


「はいっ

先輩は?」


「俺は2駅行ったとこ。」


「そーなんですね、

あ、じゃあ送ってもらうの駅近くまでで大丈夫ですよっ」


ほんとに、送ってもらうとか慣れないし。


「え、危なくない?」


「何言ってんですかー、この辺治安いいんで大丈夫ですよー」


店員としての心配性はプライベートでも健在だな〜…


尾白先輩はお客さんに対してとっても優しいし、店員に対してだってすごく気を使ってくれる。


「でも、あなたちゃん、いつも8時まででしょ。

それなのに今日9時半までやってたから…怖くない?」


「1時間半なんて、あんまり変わりませんってー」


笑いながら言ってみたけど、そうかー…


確かに、いつもより遅いんだね、帰るの。


どうしよ、不安になってきた。


夕方の真美の話がふと頭をよぎる。


…いや、さすがにこの時間に後輩からなにかされることは無いでしょー…