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第32話

「やだな…」


朝、目覚まし時計の力を借りずに目が覚めた。


若干寝不足。


…若干どころじゃない、3時間しか寝てない。


朝7時に目が覚めるなんて、なんて健康的。


昨日は大和のことを考えて眠れなかった。


「行きたくないな…」


会いたくない。





「よし、行くかっ」


…それでもこうやって会って、手まで繋いで…


「うん…」


普通にデートしちゃうのは、やっぱり私が大和を好きだから…


今日、私楽しめるかな…?





「ねぇ、こんなとこ来て、大丈夫なの?」


スカイツリーに行って、お昼を食べて水族館に行って、ショッピングもして。


なんだかんだちゃんとデートしちゃった。


そんなこんなで夜になって今私たちはあるレストランの入口に立っている。


大和、バイトもしてないのに、こんな高そうな店…


「だーいじょーぶ大丈夫!

実は、俺長期休暇中にバッチリ貯めてっから!」


へぇ…


知らなかった、やるじゃん。


「予約していた夜明です。」


店員さんに案内され、店の奥へ進んでいく。


案内されたのは個室だった。


窓からは東京タワーも見える。


2人で向かい合って食事をした。


なんだか、大人みたい。


「んー、ご飯も美味しかったし、夜景も綺麗だし!」


外がだいぶ暗くなって、あかりが目立つようになってきた。


夜景キレー…


街がキラキラ輝いている。


「すごいだろ?

どうよ、俺のセンス。」


「うん…すごいっ…」


大和が何も言わないから顔を上げると、顔を赤くしていた。


「どうしたの?」


「あ…いや…

素直に褒められると思ってなくて…」


なにそれっ


「大和の中の私はどれだけツンツンしてんのよ…」


ちゃんと素直なとこもあるよ?


だから、ね。


大和にも素直でいて欲しい。


「ね、大和。」


私が名前を呼ぶと、ん?と微笑んだ。


「昨日、どこにいたの?」


本当のこと話して欲しい。


思ってることちゃんと言ってほしい。


「それ、昨日も聞いてなかった?

部活、学校だよ」


「…。」


また。


どうして、隠そうとするの?


「うそ。」


やましい気持ちがあるから?


私は遊びだから?


「知ってるんだからね。」


見ちゃったんだもん。


「昨日、街中で真美といるとこ。」