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第12話

誤解
「おはよーお母さん」


「あら、おはよ。

気分は?」


「もう大丈夫っ」


「あらそ、良かったわっ」


今日、目が覚めたらもう頭は痛くないし、熱もないし…


一日で治っちゃうなんて、店長のプリンパワーか〜


それにしても…


昨日の…寝てる間の夢…


あれは…昔の…


って、ダメだ、気にしなーい!


「おかーさんご飯」


「自分で食べたいだけ盛って〜

ほかのものはもうテーブルに出してあるから。」


「はーい」


「それにしても…」


「んー?」


生返事をしながら炊飯器の蓋を開ける。


お腹長空いてるし、山盛りで。


昨日夜ご飯抜いたし…


「あなたにあんなかっこいい彼氏がいるなんて思わなかった!」


「…ん!?」


か、彼氏…?


「昨日も一昨日も家に来てくれて〜

あんないい人、あなたには勿体ないわねっ」


「え、尾白先輩のこと?

違うし、彼氏なんかじゃないから! 」


何を勘違いして…


「もー、あなた言ってくれればよかったのに〜」


あー、全然聞いちゃいない…


だめだこりゃ。


1人で盛り上がってるお母さんはほっといて、準備を進める。


「もーいってくるよ?」


「はーい行ってらっしゃい」


…一応私の声は聞こえてるのね…


うっわ、今日も日差し強…


日焼け止め持ってきて正解だなこりゃ…


帰りにまた塗った方がいい。





「はよー」


「あ、おはよ真美。」


教室に入った私に、真美が声をかける。


「ね、なんか騒ぎになってるけど。」


「何が?」


「あなたよ。」


「私?」


なんで。


「え、また大和絡み?」


もーふざけんなっ


「違う違う…

まぁ、半分はそーかも?」


「…?」


どういうこと?





真美の言っていた意味を知るのにそう時間はかからなかった。


「あなた先輩ですよね?」


お昼休み、購買に行く途中で1年生の女の子3人組に声をかけられた。


靴とリボンの色は1年生だけど、醸し出される雰囲気は私より上級生なんかじゃないかと思わせるものだった。


「そう、だけど。」


「フラフラしてたら大和先輩が可哀想だとは思わないんですか?」


「…え?」


なにごと…?