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第5話

不安の色。
菊池side








中島は救急車に乗せられ、







俺もそれに乗ることになった。







救急車の中では中島に点滴をしたり、呼びかけをしたりと、







中島が本当に病人になったみたいだった。
医師。
医師。
申し訳ありませんが…
医師。
医師。
中島さんの容態はかなり悪いと思われます。
菊池。
菊池。
え…
医師。
医師。
最先端の治療を行って、

様子が変わるかどうか…
菊池。
菊池。
…あ、よ、よろしく…お願いします…
医師。
医師。
はい、

何としてでも救ってみせます。
菊池。
菊池。
…はい…

担架に乗せられて、





病院に入っていく中島を、







ただただ呆然と見つめるしかなくて。








後悔と、不安。









今俺の心の中には、それしかなかった。
勝利。
勝利。
風磨くん…
菊池。
菊池。
…お、勝利か。
勝利。
勝利。
健人くんは…?
菊池。
菊池。
…中島なら大丈夫だろ。
菊池。
菊池。
あいつまた、すぐ元気になって、

ころっと帰ってくんだろ。

半分、自分に言い聞かせるように俺は喋った。







当然、






勝利の顔には不安しかない。
勝利。
勝利。
…本当に、大丈夫なの?
菊池。
菊池。
……
菊池。
菊池。
…心配すんな。

あーやべ、声震えちまった。
勝利。
勝利。
…健人くんがいないSexy zone、

あり得ると思う?
菊池。
菊池。
あり得ねぇだろ。
勝利。
勝利。
…だったら!!

突然勝利がデカい声を出す。
勝利。
勝利。
…本当のこと言ってよ、!
菊池。
菊池。
……
菊池。
菊池。
…分かったよ。

勝利に本当の事を告げると、








勝利は今にも泣き出しそうな顔をしていた。








そんな顔、させたくなかった。








だから、言わないでいようと思ったんだ。

















最先端の治療。





どれぐらいの効果があるのか分からない。





けど、中島が良くなるなら_







それでいい。