第11話

Bullying?
114
2018/10/24 20:54
『ガラッ』
"おはよう"
なんて心地の悪い挨拶をした先生が入ってくる。
コイツもそうだ。
見て無ぬふりをする天才。
クソ教師。
俺は、床に寝転んだままクソを睨む。
"なんだお前、寝てないではやく起きなさい"
少し引き気味の先生。
お前は馬鹿か。
床で寝るやつなんているわけない。
いじめ?
世ではこれをいじめと言うのか?
馬鹿馬鹿しい。
俺はただ、遊んだあげてるんだ。
みんなの玩具になってるだけ。
俺だけに飛び交う視線。
クラスのみんなの視線が、俺に突き刺さる。
俺は1人1人睨んだ後、立ち上がった。
かっこ悪いだろ?
高校生にもなっていじめ?
馬鹿がやる事だ。
クラス全員が俺の敵。
学校も敵。
世の中も敵。
俺は自分の席までゆっくり歩き乱雑に座る。
放課後〜〜〜
俺は1人で、電車に揺られている。
携帯をいじってると通知がくる。
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杏月。
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杏月。
杏月。
お兄さんもしかして今電車?
WATARU
え、そうだよ。
杏月。
杏月。
携帯いじりながら座ってる〜 笑
杏月。
杏月。
へ〜そこの高校なんだ(・・)
WATARU
ど、
WATARU
どっから見てんだよ。
杏月。
杏月。
ん〜?秘密〜(;・・)
杏月。
杏月。
3年生なんだ 笑 
2歳差?
WATARU
なんで分かる。
杏月。
杏月。
制服の学年カラーが緑だから 笑
WATARU
なるほど。
杏月。
杏月。
まぁいいや。
杏月。
杏月。
次の駅で降りるから、じゃーね
杏月。
杏月。
(´-_ゝ-`)
WATARU
うん
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なんか、普通に会話出来てるのが怖い。
自分が学校とは別の人物になったみたいで。

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