プリ小説

第13話

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カメラマン
パシャパシャパシャ

カメラの音に合わせて私はポーズを変えていく。


いつも雑誌で見てるようなポーズだけど、カメラの音に慣れれば楽しかった。

(なまえ)
(なまえ)
(永瀬くん、こんなに楽しい仕事してたんだ___)
でも、カメラの奥の萌瑛ちゃんは硬い顔をしていて、休憩の時間になるとすぐに呼ばれる。
吾妻萌瑛(アヅマモエ)
吾妻萌瑛(アヅマモエ)
あなたちゃんさぁ
と、呆れた声から始まって一言。
吾妻萌瑛(アヅマモエ)
吾妻萌瑛(アヅマモエ)
自分だけ楽しんでどうするの?
と言われる。
(なまえ)
(なまえ)
え?
吾妻萌瑛(アヅマモエ)
吾妻萌瑛(アヅマモエ)
確かに楽しいことは大事よ。だけど廉が楽しいだけでジャニーズあのせかいやってるのかって、そう思ってるわけ?
(なまえ)
(なまえ)
どういうこと……
吾妻萌瑛(アヅマモエ)
吾妻萌瑛(アヅマモエ)
すみませ~ん♡さっきのぉ、あなたちゃんの写真見ていいですかぁ♡?
カメラマン
いーよー!はい


カメラマンさんが画面を操作して見せてくれた写真にはただ・・楽しそうな私が映っていた。
吾妻萌瑛(アヅマモエ)
吾妻萌瑛(アヅマモエ)
このポーズ。腕前に持ってきてるけど、これじゃ首元や襟元隠れちゃってる。
(なまえ)
(なまえ)
あ………
吾妻萌瑛(アヅマモエ)
吾妻萌瑛(アヅマモエ)
これも。これも、これも。雑誌は自分が主役じゃないの。ファッション誌の場合は服だし、芸能誌や芸能活動………廉の仕事はファンの求める要望に応えつつ己を出さなきゃいけない。自己満じゃ無理よ、生き抜いていけないわ



…………永瀬くん。


私、大変さがやっと分かった気がした。


ファンを精一杯愛して。求められることには全力で答えて。今、誰が、何が主役なのかに合わせていかなきゃいけない。







………………………………ごめん。ごめんね、永瀬くん。






それからありがとう。
吾妻萌瑛(アヅマモエ)
吾妻萌瑛(アヅマモエ)
……次、私も入るけど、いけるよね?
(なまえ)
(なまえ)
………いけるんじゃなくて、やる



永瀬くんの思いを知った私はもう一度カメラの前に立った。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
永瀬廉(ナガセレン)
永瀬廉(ナガセレン)
おはようございま~す
永瀬廉(ナガセレン)
永瀬廉(ナガセレン)
って、え?



スタジオに入りかけで足が止まった。


あなた?なんで吾妻といるんやろ………



喧嘩中でもあなたの雰囲気に魅せられて、気づいたら直視していた。



綺麗。



それに凄かった。




ポーズのレパートリーは浅いけどちょっとずつアレンジしとるから全部違うポーズやし、服の魅せ方をよう分かっとる。



あなたは撮影し終わり、吾妻と一緒に帰宅許可が降りると、着替えてこっちに向かってくる。
(なまえ)
(なまえ)
!………(フイッ)
逃げんといてや。





もう俺から離れんで。
永瀬廉(ナガセレン)
永瀬廉(ナガセレン)
すみません、ちょっと俺出てきます




話さなきゃ何も進まない。



俺はあなたを追いかけた。

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