俺ら9人は、ハルの祖父「成時」様の下についていた。
そんな中、成時様から呼び出しを受け……
「私の孫を私の分以上に守ってほしい」
その言葉とともに、ハルの存在を知った。
成時様と絶縁をしたお嬢様に子どもいることは知っていたが……なぜ……
成時「この子はな……」
そこで聞かされた彼女の事……。
"生まれてからずっと、虐待を受けていた。"
…………虐待中の事故で、その頃の記憶がないこと。
この時きっと、全員同じことを思ったと思う。
"守るしかない……命に変えてでも"
そして、重度の人間不信であり、簡単には他人に心を開かないことを知った俺らは、話し合い、姿を変える事にした。
それが……タマゴの精だ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。