花吐き病
そましゆ
※騎士メン出るか分かりません
※低クオリティ
しゆん視点
「花吐き病」
花吐き病とは、片想いをこじらせて辛い思いをすると花を吐いてしまう病気。吐かれた花に接触することで感染し、有効な治療法は未だ発見されていない。両想いになることでのみ完治するとされ、その証として最後に不思議な白銀の花を吐く。片想いの相手は花の色でわかる。
恋が実らないと死亡のリスクがある。
俺はそまに恋をしてる
だからかかったのか……
数分後____
ピーンポーン
ガチャ
そまの目線の先には、俺が吐いた黄色の花弁
そまは俺の背中をさすってくれた
そまの手は、温もりは、温かかった
すると、そまが素手で花弁に触ろうとした
俺は止めようと、思わず大きな声で言ってしまった
カサカサ(片付ける音)
そまは俺の花弁を片付けた
あい、かた…か……
諦めると、さっきより吐く花の量が増えた
今、俺の事好きって言った?
俺たちは、今この時、恋人同士になった
すると、酷い吐き気が襲ってきた
俺の口から出てきた花の色は、黄色から白銀になっていた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!