マサイ…
ずっと、ずっと片思いしていた相手
けど、中学生の時。
私はシルクと中学校が違くて、マサイと私に起こった事件は知らなかった。
私たちは生徒会で仲良くなった。
私が会長で彼が会計。
スタイル良くてカッコよくて頭が良くてバスケもできて、モテてた。
放課後。
ずっと夢みてた、マサイと恋人同士になること。
でもよくよく考えてみるとみんながマサイのこと好きだから
好きなだけで、私はそこまで好きじゃないって初めて気がついた。
翌日。
ドンッ
本当にあいつのせいで嫌な思いをした。
マサイっていう言葉で、敏感になって…
シルクのところに行かないとね。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。