第14話

☘️
1,197
2021/03/19 23:26



予想通りの皇子様からのキス…
これが物語の中なら、
皇子様のキスで私は目覚めなきゃいけないのだが…。


あなたは目を覚ますのが怖かった。
唇が一旦離れたかと思ったが、
また温かいものが唇をゆっくりと、
塞いでいく。
はいはい、ここで目を覚さないと、
物語も終わらないんでしょ?
私はゆっくりと目を開けようと頑張るのだが、なかなか目が開けられなかった。
誰か私の目に接着剤でもつけたのだろうか。




目を開けようと頑張るが、瞼が重たくてなかなか開かなかった。
テヨン
テヨン
何や。本当に爆睡?
テヨン
テヨン
いや、今起きるから、
これ以上はもう夢でも堪忍して〜。


恥ずかしすぎる。
あ、でも夢なら、
いつも言えない事思い切り言うのもありかな。
あなた
あなた
ぶぁぁ
ダメだ、口も思う様に動かない。
もう煮るなり焼くなり好きにしてくれ。

プリ小説オーディオドラマ