第6話

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2021/07/03 06:28

あなたは小さな公園のベンチに座って、
1人空を見上げる。
テヨンは喉が渇いたと言って、飲み物を買ってくるとパンクした自転車をここに置いて行ってしまった。
久々に走ったから、身体が少し汗ばんでいる。
あなたは鞄の中からタオルを取り出して、首筋に流れた汗を拭いた。
今日の授業は何だったかな…。










ーー数分後







テヨン
テヨン
あなた〜買ってきたよー


私の名前を呼んで、笑顔で走ってくるテヨンを発見。
コンビニまで走ったのか、ビニール袋をブンブン振り回している。
あなた
バカね。そんなに走らなくても良いのに。
テヨン
テヨン
遅いとあなた1人で先に行っちゃうだろ。
テヨン
テヨン
はい、ジュース
テヨンから冷たいペットボトルを渡される。
あなた
あー、これコーラやん。
テヨン
テヨン
ごめん、桃サイダーは売り切れ。
あなた
しょうがないな〜
別に何のジュースでもよかったくせに、わざとらしく愚痴をこぼす。



最近の私はちょっと可愛くない。
ペットボトルの蓋を開けようとしたら、大きな音と一緒に中身が一気に吹き出してきた。
あなた
うわー!!!!
炭酸のしぶきが、顔から服や腕にドボドボとかかった。
あなた
テヨン
テヨン
テヨンが笑いを堪えている。
あなた
最悪
あなたは不機嫌な顔をして、ベンチにペットボトルを置いた。

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