二時間後…
あなたはICUに運ばれた…
スタッフルームで…
白石と藍沢はそれを開いて読んだ…
白石はその場で泣いた…
藍沢も必死で涙をこらえたいた…
緋山は何も言わずその場を去った…
その日の夜…
白石side
なんで気づいてあげられなかったんだろう…
気づいてあげられていたら何か変わったのだろうか。
あなたのこと嫌いになったりなんかしないしずっとこれからも大好きだよ…
こんな小さなこと伝えておけばよかったと後になって後悔する…
人はなぜ、実際に起きて見ないと何もわからないのだろうか。後になって必ず後悔する。
そんなことが起こるとは思っていないからだろうか。自分には起きるはずがないと思っているからだろうか。
人は必ず後悔する生き物だ。
どうすれば変えられるだろうか…
毎回、最悪の事態を想定して対策をし、未然に防ぐことができれば、この世に苦しむ人はいないだろう…
しかしそれは無理だ…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。