付き合って1年の月日が経った
今日は私たちが付き合って1年目の記念日
でも私には少し不安がある…
最近、にのは毎日のように出かけ、しかも帰りが遅い。
仕事があって大変なんだろうけど
健康とかの面でも心配…
でも今日は良い事に仕事も休みで
一緒に記念日を迎えられる
そう思っていた…
いつものように朝ごはんを作りテレビをつけた
画面に映っていたのは…
「 二宮和也 伊藤綾子 熱愛!?」
そこには2人が一緒にいる写真が映っていた
え…どゆこと…?
頭の中が真っ白になる…
最近毎日出かけるのも…帰りが遅いのも…
もしかして…
ガチャンッ
なんで…
信じてたのに…
地面に一滴の雫が落ちた
ピピーッ!!
え? なに?
正面を見ると大型バスがこっちへ向かってきた
「 危ないっ!!!」
キィーーッ!!!
「 大丈夫ですか!?」
「意識ありますか!?」
と、何人かの人が駆け寄ってきてくれて…
私は救急車に運ばれたらしい
それからのことはほとんど何も覚えていない
【 にのside 】
なんでこうなるかな…
あの日、俺はあなたへの結婚指輪を選んでいた…
そのとき伊藤さんとたまたま会って…
どんなのがいいのかアドバイスをもらった…
それだけなのに…
テレビも酷いよな…
しかも記念日の日にこんな事になるなんて…
他の女性と一緒にいた俺も悪いけど…
ピコンッ
着信メールが4件来ていた
全てメンバーからのメールで
内容は案の定、熱愛報道ことだった
でもみんな俺を信じてくれていた
俺は本当のことを全て話した
ー お知らせ ー
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。