第4話

昼休み
2,602
2019/03/01 08:20
おそらく生徒会室の前だと思われる扉の前に着くと、中から声が聞こえた。
ええやん!罰ゲームなんやし!負けた方が悪いんやで!
それでも嫌です!
暫くすると、ドアが勢いよくバァン!と開いて、中から女の子と緑パーカーくんが出てきた。
私
っわ!
私は、ドアから2人が飛び出してきたことにもびっくりしたが、それよりも女の子がエミちゃんにそっくりだったことの方が驚いた。

そっくり、いや、全く同じと言っても過言ではない。栗色のふわふわした髪の毛を短めにしていて、白がかった綺麗な瞳。
この学校のスカートを穿いている。
私
え、み、ちゃ、ん?
っ!?///
女の子は耳まで真っ赤にしたあと、どこかへ走って行ってしまった。
私
他人の空似…か…
こんな所にいるわけないもんな、も心の中で自己解決し、生徒会室へ入ると、緑パーカーくんがシャオちゃんに話しかけていた。
シャオロン女連れてきたん?!
とうとう大先生並にまで落ちぶれたか……
酷ない!?
たくさんの人が一斉にわぁわぁ喋ってくる。
あ、やっぱり?連絡先交換したことない女の子だなぁーとは思ったもん。
クズか、
間違ってるわ。もうクズや。
そうやったわ
酷ない!?
私
あ、あの?
私
そうだったんですね……
話が落ち着いて、次に見えたのは書類の山。
お前らの分しか入っとらんけどな。
私
あの、手伝いましょうか?
え?
私
私流れ作業得意なので、、、
ほんま?
私
はい…
助かるわぁ!かってにとってやってええから!
すまんなぁ……
私
い、いえ!
協力したからか、あの山は15分でなくなった。
はぇーすっごい大先生より有能や……
せやな。
酷ない!?(3回目)
あ、そうだ、自己紹介してへんかったわ。
俺もお前を気に入った。あの山を片付けるとは、生徒会を全員集めろ!
私
え?

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