第2話

謎ばかりの一日
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2019/10/28 08:38
私は重い体を起こす

「もう朝。」

そう言って私はベッドから降りて準備をする

学校なんて行かなくてもいいと思う。

今日は転校生が来るんだっけ。

まぁ興味ないけど。

そんなこと考えてるうちに登校時間が来てしまった。

私は重い足を玄関まで運ぶ。

「いってきます。」
ガッコウ
その重い一言を玄関に置いて私は地獄へと足を運ぶ

嫌な事考えてると勝手に猫背になる癖、治さないとね。


私の高校生活なんて青春の真反対。

常に独りだ。

学校という存在が嫌いだ。

だから一切楽しまない。

授業を受けるために行くのだから。

それ以外なんてしなくていいだろう。



私の家から学校まで歩いて5分くらい。

かなり近い。

校門を通り、玄関へ入る。

靴箱にはぐちゃぐちゃな手紙だらけ。

手紙を振り払って靴をしまう。

酷いなんて思わない。

手紙を入れる方が悪いと思ってるから。

それなりの覚悟くらいできていないとね?

私の教室は2階。重い足を階段へと運ぶ。

うわぁ。うるさい。

教室からは転校生が来るとか新しく出来たカフェとかの話をしてる。

しょーもない。

そんな友達ごっこ何が楽しいのさ。

ドアを開けて教室へ入る。

いつも女子から向けられる目線は冷たい

そして私が準備してると男子が寄ってくる。

「俺と遊ばない?」

「可愛いね」

「付き合って」

くだらない。

付き合って何をするわけ?

私と付き合ったという実感が欲しいだけでしょ。

男子からのボディタッチより汚いものなんてこの世に存在しない。

汚い汚い汚い。

早くチャイムなって。

そんな男子からの言葉を無視して授業準備をする。

準備の途中に予鈴が鳴る。

はぁ。やっとか。

先生の話が始まる。なっげぇ…。

『転校生を紹介する』

誰だろ。嫌な予感。

『凪枦 懇くんだ』

なんか聞いたことあるような。

[凪枦懇です。よろしくお願いします]

そう男の子はお辞儀をする

周りの女子はイケメンだからかきゃーきゃーうるさい。

『じゃあ凪枦くんは…実麗の隣な』

……は?私の隣?

確かに私の隣は空いている。

女子からの目線が痛い。

そんなに隣になりたかったんかおまえら…

[はい。]

そう言って懇くんは私の隣に座る。

『まぁキリというか。いいし学校案内も実麗、頼んでいいか?』

は?え、ちょまって。

「え、まってくださi」

そう言いかけた時

[はい。よろしくお願いします。実麗さん]

凪枦くんが私の言葉をよぎった。

え、なになに?怖い怖い()

え、は?まじで?

えぇ…、これマジで私いじめられるパターン?(())

『それじゃ授業始めるぞー』

んー。なんか楽しみかもね。

授業…んんん数学嫌い。

なにこれ。どう求めろと?

私が凄く悩ましい顔してると凪枦くんが私のことを呼ぶ

[どこがわからないの?]

え、え、どういうこと?

今凪枦くんに聞かれてるんだよね。?

「え、あぁ、基本全部」

適当に返しとこ…。と思って全部といったのが間違いだったな












だって

















そんなこと言わなかったら凪枦くんは



























『『じゃあ放課後一緒に勉強しよ』』















なんて





















言わなかったと思うから。









「へ?」

咄嗟に間抜けな声が出る

「どういうこと?」

[僕が教えてやるよ]

は?勉強会って事?

そう言うと凪枦くんは少し微笑んでまたノートを書き始める。

もう頭が追いつかない。

















はい!
今回はここまで!
短くてすみません…💦

そして投稿遅くなりました(´;ω;`)
テスト期間は辛いですね。( ˙-˙ )
まぁこれから投稿頻度高くなるはずなので。
あくまで「はず」ですけど!!((((

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