【ヒョンジンサイド】
今日はあなたさんに会うために
みんなはオフの日にダンスの練習に来た
自主練をしているうちに
時間を忘れて、あなたさんの
ミーティング終わりの時間をとっくに過ぎていた
急いで作業室に向かう
ガチャっ!
机に頭をふせて
そのまま寝てる、、
片手にはペンを持ち
何かを書いていたみたい
そっと隣に座ってその紙を見る
そこには歌詞が書いてあり
読んでみると失恋系の歌詞みたいだ
作業室では多分あなたさんが
作った曲が流れていてなぜか泣きそうになる
しばらく隣に座って声もかけず
ただあなたさんの顔を眺めていた
今は秋で少し肌寒い
半袖のあなたさんに俺が来ていたパーカーをかける
俺のパーカーにくるまれて
あったかくて安心したような表情をしている
愛おしいな
ピコン📲
あなたさんの携帯がなった
ふと見るとハンジソンからのメッセージ
悪い夢でもみているのか
苦しそうな顔して寝返りをうってる
よく見ると、、
泣いている
そっと親指で涙をぬぐって頭を撫でる
すると安心したように俺の腕にすり寄ってきた
そう思った
ピコン📲
隣で俺の肩にもたれて寝てるあなたさんを
起こそうとしたけど
あまりに安心しきったその表情を見ると
起こす事はできなかった。
机にあなたさんの体を預けて
そっと離れようとした
何を思ったのか
俺はあなたさんのおでこにキスをした
こうしてその日は事務所をでた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。