ジミン目線
家から帰ってきてちょうど靴を脱ごうとしたとき
プルルルル
🐤「ジア?」
電話に出た瞬間聞こえたのは
あの元気なジアの声ではなく
「助けてっ………死にそうっ…………」
弱々しいジアのこえだった
もうその声だけで危ないのは分かった
何があったのか分からなくて焦りに焦った
🐤「は?!どうしたの?!」
🐤「どこにいんの?!」
「分かんないっ………」
分かんないってどういう状態…
🐤「周りに何がある?」
「え…図書館…」
今迎えに行くって言おうとしたとき
「はやくっ…………迎えに来てっ……もう…無理……」
その声とともにスマホが落ちた音が聞こえた
🐤「おい!ちょ、待ってろよ!」
俺は急いで靴を履き図書館が近くにある公園…
あそこじゃん
俺は昔ジアとたっくさん遊んだあの公園へ向かった
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。