……んー、やめろってデュースくん…

だから…、
スーパーの卵からひよこ…産まれてこないって……

……俺に…オムレツ、作らせてもろて…

腕をガシッと捕まれ一気に意識が覚醒する

しょぼしょぼしている目からは、いっせいにこちらを見ている寮生の姿が見えた


えぇ…なんか皆さまグルル＆ヒャッハーモードなんですが……はつじょーきなのかね？←

なーるほど

俺が寝てる間にふくりょーちょー？やらなんやらの問題が出たわけだ。んで、あの面倒くさがりそうなライオンの人は俺に全てを押し付けたと

悪趣味だなぁ……人間に獣人をけしかけるなんて…
すぐに、みっくみくにしてあげる★になるじゃん





んまぁ、対象が“俺ではない場合“に限るけど

 
そんな見え見えなライト見切れるに決まってんでしょ

屈んで足払いをしてから、顔面パンチのフルコンボ
やり返されるなんて思ってなさそうだった獣人さんは構えを取れずそのままKOされた

1回戦目は俺の勝ち
元革命家を舐めてもらっちゃ困るね

……なんかライオンさんの顔ニタニタしてきたなー

すっごーく嫌な予感。
もしかして前世の……いや、んなわけないか

今までの人生で誰か同じ時を生きたことがある人には会ったことがない。物は別、あいつら滅多なことない限り死なないから


肩回しをして一息ついていると、今度は違う奴が来た

さっきやり返されたのを見ても周りは俺と喧嘩するのをやめないようだ



はぁ…………ねっむ…


再度拳を構えた










(数十分後

終わったかな？

もうそろそろガチで寝たいから部屋帰りたいんだけど…

辺りを見渡してみるが、こちらにやってくる気配はない

WINNER、ORE！！！

よっしゃさっさと部屋聞いて寝r

俺の名前の何が面白かったのだろうか

フッと笑うと寮長サマはどっかに歩いていく。
俺もその後ろについた

ほんっとさっきからこの人怪しいなー。さっきの反応まるで名前で俺がなんなのか確信したみたいじゃん

ハハッ、まあさすがにそれはないか







……………いやぁ、まさかねえ？