そう言ってスンチョリオッパが立ち止まった。
スンチョリオッパと同じ所に視線を向けるとそこにに見たこともない大きな一軒家が。
へぇ、人数多いんだ...
と、私のキャリーケースを引いて玄関のドアに手をかけてドアを開けるスンチョリオッパ。
私もその後について家の中へと入っていく。
家の中に入るとシンプルで清潔感のある玄関とかなり長めな廊下があった。
そして十足以上の靴が並んでいる。
と言いながらひとつのドアの先へ向かうスンチョリオッパの後を追う。
そう言ってドアを開け、私を招き入れてくれた。
失礼します と部屋の中に入る。
スンチョリオッパが言っていたように確かに少し散らかっているが、そんなに気にはならない。
私の家の倍はあるんじゃないかってぐらい広いリビング。
そんなに多いんだ、
そう言ってスンチョリオッパは部屋を出ていった。
勝手に座るのもちょっとなぁ、と思い立ったまま待つ事にした。
するとガチャっとドアが開く音がした。
と言いかけて私と目が合う。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。