その日以来、特に変わった様子も無く朝起きてユンギさんを見送り、子どもたちの世話をしてユンギさんが帰ってきたら帰り………たまに泊まり込みでお手伝い。
そんな日々が過ぎて行った。
ただ、前と少し変わったことがある。
一つは、グクくんに訪れたミニ反抗期。
グクくんに抱きつくジミンくん。
ジミンくんの腕を抑えてそれに抵抗するグクくん。
グクくんの好きなうさぎのぬいぐるみを抱きながらそう言うテテくん。
無言でぬいぐるみだけを取ってそのぬいぐるみを抱くグクくん。
ドキッ_
と心臓がなる。
未だに慣れてない。
ユンギさんの、“あなた”呼び。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!