‘‘ね、ね、恭平!!’’
‘‘んー、なん?’’
‘‘ワスレナグサって花分かる?笑’’
‘‘なんで、笑ったん?笑’’
‘‘いやー、恭平はわからんよなって笑’’
‘‘で?何なん?ワスレナグサって’’
‘‘お花!それでね、花言葉知っとる?’’
‘‘知らん笑’’
‘‘花言葉は、真実の愛やって’’
‘‘俺らにぴったりやん’’
‘‘んふふ、、、好き’’
‘‘…急にどうしたん?’’
‘‘だぁーい好きやで!!きょーへーい笑’’
‘‘俺も、好きやで?’’
‘‘耳元で言うな!’’
‘‘えっ?笑’’
幸せなんて永遠に続くそう思ってた。
恭平とふたりでずっーと、過ごしていくんだと思ってた。
だけど、人生なんてそう簡単にいくわけなくて、
私の恋は、甘くて、にがくて、苦しい。
それでも、私は、あなたを、アイスル。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!