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小説
恋愛
時計の針はいつだって-《STPR.桃赤》
プロローグ
カチ カチ カチ カチ
俺1人しかいない静かな部屋で時計の針だけが音を鳴らした
規則正しく、音も変わらずに、
静かにしていると感じられる心臓の音
こっちも規則正しく鳴っていた
時計の針とは合わないテンポだが
静かにしていると少し考えてしまう
なぜか覚えていない過去のことを
“なぜか”
記憶の破片がほんの少ししか残ってないこの頭を何度恨んだことか
でも、
楽しかった
それがほんの少ししか残ってない記憶の破片の二分の一だ
ゆうこ@桜
stxxx《BL》
嘘の使い方ーヒプマイ・帝幻