あたりが少し薄暗くなり、青い空もオレンジ色に変わってきた。
俯いていて、会ったころとは違った雰囲気だった。
今日会ったばかりなのに莉犬は特別なようで、変に意識してしまって
たまに向ける笑顔は心のどこかで泣いている気がして、それに声をかける勇気もなくて、
ただただ胸が締め付けられた。
一番悲しいのは莉犬のはずなのに
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さとみくんの話を本人に聞いてもらうとか……なにやってんだろ
少し気になって隣を見ると、さとみくんは俺の知らないさとみくんだった。
何年も見てなかったから当たり前だけど何故かそう思って。
でも、
やっと会えたんだ
やっと見つけたんだ
やっと話せたんだ
やっとこの時がきたんだから、しっかりしなきゃ
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思い出せなくてもいいから、一緒にいる仲に戻りたい
また、6人で