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第7話

輝いて見えたのは不思議な転校生
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2020/03/23 00:26
莉犬くん
莉犬くん
…………あの
_え
さとみくん
さとみくん
え、あ、はい
莉犬くん
莉犬くん
…桃井、さとみくん…だよね……?
名前……教えたっけ?
さとみくん
さとみくん
…はい……?
先生にでも聞いたのか?
さとみくん
さとみくん
名前………
莉犬くん
莉犬くん
へっ?!あ……えと…その……
さとみくん
さとみくん
莉犬くん
莉犬くん
あっ……か、鞄についてるキーホルダーに……名前が…
今「あっ…」って言ったよね?
さとみくん
さとみくん
あぁ………
莉犬くん
莉犬くん
……お、俺はさっき言ったとおり、赤瀬莉犬
莉犬くん
莉犬くん
よろしくね…!
転校生、赤瀬莉犬は、膝を少しこっちに向けて自己紹介をした
さとみくん
さとみくん
莉犬…くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬、でいいよ
莉犬くん
莉犬くん
……なんか違和感すごいし
さとみくん
さとみくん
違和感?
莉犬くん
莉犬くん
あっ、ううん!なんでもない
_この人…何考えてるか分かんない…………
さとみくん
さとみくん
……じゃあ…莉犬
莉犬くん
莉犬くん
うんっ!よろしくっ!
さとみくん
さとみくん
よろしく…


担任
担任
ここの公式は前やったところと似ていて………
カチ カチ カチ カチ
先生の説明と時計の針が一定のリズムで鳴る音と、シャーペンの書く音だけが教室に響いた
いつも騒がしい教室だが、そろそろテストが近づいているため、みんな必死だ
ふと、横を向いた
朝はあんなに寒かったのに気持ちいい風が左の窓から吹いてきた
その風で_莉犬の少し長い髪がなびいた
隣の席_莉犬のところだけ輝いて見えて、綺麗だ

頬杖をついてしばらく眺めていると、視線が合った
莉犬とだ
莉犬は俺の視線に気がつくと、パッと目を開いて俺にひらひらっと手を振った
ニコッと笑って
俺はあまりにもびっくりして頬杖をついていた肘が危うく机から落ちそうになった
それにびっくりしたのか、莉犬はさっきよりも目を見開いて、あたふたとしていた
口パクで「大丈夫?」とも言っていた
そんなことを言われることにもびっくりしたが、さっきのようにはならなかった
俺も口パクで返事をした
すると安心したのか、莉犬はまたあの笑顔になった


キーンコーンカーンコーン
今日の最後の授業が終わった
クラスメート
クラスメート
疲れた~
クラスメート
クラスメート
このあと駅前どう?
クラスメート
クラスメート
あー俺はパス
クラスメート
クラスメート
私行くよ
教室にはさっきの静けさなんて消えて無くなってこのあとの予定についての話が飛び交った
俺に話しかけてくる人なんているわけもなく、俺はそそくさとカバンを持って教室を出た
_帰ったらなにしよ
莉犬くん
莉犬くん
ね、さとみくん