第10話

田中樹×煙草
2,888
2020/03/12 04:41


樹side
















あなたがいなくなって1年経った。

俺、女遊びしてないの、

すごくない????

まあ最初は何回かしたし、家にも女あげたけど

やっぱりあなたじゃなきゃ物足りなくて


結局すぐやめて

仕事に集中しだした。


















そんな中あなたが現れた

…………翔太の女として。













『…………、』










翔太『前付き合ってて1回別れたんだけどまたより戻したんだよね、』











「………………」












翔太に会わせたい人がいると言われ

いってみれば


あなたがいて。



あぁそうなんだ、


俺の前は翔太と付き合ってたんだ、












翔太『なんか2人暗くない?』










「………そんなことないよ(笑)田中さんでしたって?よく翔太とご飯行くって」











『あ、はい………』










翔太は翔太呼びなのに。

俺は田中さんか、



………………そんなんつまんねえ











翔太『俺ちょっとトイレ行ってくるわ』











「あ、うん」












翔太が席を外したことをよしとして

俺はあなたの腕を掴んで
その場から出た。












「いたいっ……田中さんっ、」











『………あ、わりぃ、……なぁお願い帰ってきて俺んとこ』











「…………無理だよ…」










『なんで…』











「………翔太まだ私の事好きって言うんだ、だから…」











『俺だってあなたが好きだよ、あなたいなくなった日からずっと探した、ほかの女じゃダメなんだよ…』












「………………なら、」












“私をあの部屋に閉じ込めて“


あなたの口からそう言われて。


とりあえず俺の家の鍵を渡して

着いたら部屋の写真とって伝えて


俺は元の場に戻った













翔太『あ、樹、あなたは?』











『なんか仕事入った!って急いで会社行ったべ?』









翔太『そっか、なら2人で飲むか!』












ごめんな翔太















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