京本side
『………………』
院に入ってからはや数日。
僕は赤帽の奴らと馴染めない日々が続いた。
でも彼らは僕を仲間とか言っている。
『…………………はぁ』
「またため息だね。楽しくない?」
『……………びっくりした』
「ふふっ(笑)新人さんでしょ?私はブス。よろしくね」
『ブス…?』
彼女の容姿は
黒髪に小さい顔に、ブスとは正反対の可愛い人だった。
「そう、ブス。貴方はタイガでしょ?」
『そうだけど…………君はか「言わないで」ごめん……』
「………じゃあ、またね」
やっぱり、可愛いという単語が似合う笑顔をして彼女はどこかへ行った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。