あなたside
ある朝
いつもみたいに大晴くんが起きる前に朝食の準備をする
〜♪
いつものように白ご飯が炊けた音がなり
いつものように炊飯器を開けると
ちょうどそこに大晴くんが来て
でもなかなか吐けんまましばらくトイレに居座った
そう言って大晴くんは優しく私の背中を摩ってくれる
ようやく吐くことができた
そろそろ大晴くんが仕事に行く時間や
私のお母さんはつわりのある時明太子ご飯をよく食べてたらしいけど、
そう思いながらネットで調べた
調べると酸味のあるものイチゴとかトマト、水分補給をするんだったらレモン風味の炭酸水、カテキン入りの緑茶、でも白米を食べるとなったら1度冷蔵庫に冷やすとにおいが抑えられるらしい。
一応食べれないことはないけど、何を食べても不味いと思ってしまう。
食べ物もそうやけど、だるい感じというか……そういうのも同時に襲ってくる
そう思うと親に感謝しなくてはならないなと感じることが多い
LINEで大晴くんにネットで調べた時に載ってた食材を買ってきてもらうことにした
大晴くんはわたしを気遣ってくれた。たまに仕事でも地方に行かなければ行けない時は
って言ってくれる
赤ちゃん、うちのパパはめちゃめちゃ優しいから安心してな?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!