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第2話

白い君と僕。
あなた
あなた
環はいっぱい食べるから余分に持ってきておいてよかった
ふっと笑うあなたちゃんは今にも消えそうに見えた。
消えそうなほど、綺麗で儚い。
俺らしくねーけどそんな風に思ったんだ。
和泉一織
和泉一織
四葉さん、今日は昼休みの後に早退して仕事ですよ。
あまり緩んだ顔をしていると失敗するので気をつけてください。
四葉環
四葉環
はぁ?!いおりんに言われなくてもわかってるし!
思わず、照れ隠しに怒鳴る。
みんなの視線が集まったかと思いきやすぐに逸らされた。
あなた
あなた
環の声はでかいなぁ……ま、それがいい所なんだろうけどさ
四葉環
四葉環
………あなたちゃん、なんかあったのか?
あなた
あなた
別に?
あなたちゃんの顔はケロリとしていた。
本当は俺達がいなくなるから寂しいとか言ってほしいなーって思ったけどそうでもなさそう。
あなた
あなた
頑張れ、仕事
小さな声で俺に囁いてきた。
思わず見とれて返事が遅くなる。
四葉環
四葉環
お、おう……ありがと
なんか、調子狂う。
はるかちゃんは普通にしてるんだろうけど俺の鼓動は早くなる。



.
和泉一織
和泉一織
はい、受け取ってください
いおりんが手渡してきたのは昼間に食ったあなたちゃんのクッキー。
綺麗に袋に入れてある。
四葉環
四葉環
え、これどうしたの?
和泉一織
和泉一織
あなたさんに仕事の休憩中にどうぞと貰いましたよ
俺のアホな顔を見て呆れつつもいおりんに渡された。
四葉環
四葉環
有難いけど……今はお腹減ってないや
大切にバックにしまう。
その後、皆と合流し現場に向かった。
mezzoデビュー後すぐはずっと新幹線とかバスだったから車ってなんか新鮮。
二階堂大和
二階堂大和
学校おつかれさん
和泉三月
和泉三月
おつかれ!
もうすでに大人組は車に乗っていた。
あとは……そーちゃんがいない
四葉環
四葉環
そーちゃんは?
七瀬陸
七瀬陸
さっき連絡があってもうすぐで来るって!
四葉環
四葉環
なんか変、そーちゃんが遅れることなんてねぇのにな
俺の隣はいつもそーちゃん。
空っぽになった気がして少し悲しくなった。
無性にお腹すいて、あなたちゃんに貰ったクッキーを取り出す。
六弥ナギ
六弥ナギ
おや?クッキーなんて珍しいですね?
四葉環
四葉環
まぁな、あなたちゃんに貰った
逢坂壮五
逢坂壮五
ごめんなさい!遅れました!
そーちゃんが慌てて車に乗り込んだ。
いつも5分前行動とか言ってんのに。
俺がクッキーを食べているところを見て口を開く。
逢坂壮五
逢坂壮五
あれ?王様プリンじゃないね、どうしたの?
四葉環
四葉環
んーあなたちゃんに貰った、いる?すんげぇ急いでたっぽいしお腹すいてるっしょ
逢坂壮五
逢坂壮五
お腹はすいてないけど……貰おうかな
1枚、そーちゃんに渡す。
クッキーをひとかじり。
その瞬間、そーちゃんの顔が緩んだ。
逢坂壮五
逢坂壮五
凄く……美味しい!
いつもとは違う表情を見せた。
こんな顔も出来るんだなって、ちょっとだけ嬉しかった。
四葉環
四葉環
これ作ったのあなたちゃんって言って、すんげぇ綺麗な顔してんの、見る?
逢坂壮五
逢坂壮五
ちょっと見てみたいな、気になるよ。
こんなに心を込めてお菓子を作る人がいるんだね
スマホを取り出して写真を開く。
そーちゃんにスマホを渡し、写真を見せる。
逢坂壮五
逢坂壮五
この子……あの日の……
さっきとは違って驚いている。
そーちゃんってコロコロ表情変わんだなー。
そんなこと思ってたらそーちゃんが俺の方を向いて言った。
逢坂壮五
逢坂壮五
この子に、会いたい……!
四葉環
四葉環
は?!