第72話

72
ユンギさんのメイクを落としている途中
いっこうに帰ってこないテヒョンさん。
何があったんだろう。
スマホを握ってその場を出て
もう10分は経過しただろうか。
チクタクチクタク
周りは話して盛り上がっているメンバーでうるさいはずなのに
私の耳には
時計の音しか聞こえなかった。
それからまた何分かして
それでも帰ってこないテヒョンさんに
ユンギさんもちょくちょく時計を見るように…
何度目か時計を見た瞬間ユンギさんは
ユンギ
ユンギ
あなたさん、見つけに行っていいよ。
と私に声を掛けた。
You
You
え?
ユンギ
ユンギ
きっと屋上で泣いてるからㅋㅋ
You
You
嘘…
ユンギ
ユンギ
あなたさんのせいでもあるよ?
少しにやけてそういう彼には
何か企んでいる様子だった。