騒ぎが一段落してから飛貴に人気のない廊下に連れ込まれた。
まだなにか言いたそうな飛貴を残して教室へ急いで戻った。
案の定、クラスに戻ると私達の噂で持ち切りでジロジロ白い目で見られた。
午前の授業を何とか乗り越えて昼休みは屋上で食べる事にした。
急いで4階の資料室へ向かう。
少し緊張しながらゆっくり扉を開ける。
返事がない。
寝てるのかもしれない。
私は資料室の中へ踏み込んだ。
すると後ろでドアが勢いよく閉まった。
ドアは外から鍵をかけられた。
すると、ドアの外で女の子達の笑い声が聞こえた。
、、、はめられた。
さっき飛貴が呼んでるって言ってた子は飛貴によくくっついてた子だ。
あの噂を聞いて怒ってたんだ。
いきなり背後から声がした。
最悪だ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!