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第3話

好き『特別編』後編。
1,020
2018/08/20 09:01
さかせんVer.です!!







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坂田sdey



「あ、あなた〜、英語の課題終わった?」





登校中、そう話しかけてきたのは幼馴染の坂田くんだった。





「あぁ、終わったよー」





ちょっと難しくて手こずったけどね…






「なんか難しかったよなぁ…俺なんか途中で分からんくなってん笑」







でも何とか頑張ったとかなんとか…??

私の耳には届いていなかった。




見とれていた 坂田くんに。





「おーい。ん、あなた?どしたん?」






そう言って手をグイッと引っ張られた。






「わっ、ごめん。ぼーっとしてた…」






掴まれた方の手が熱くなっていることを感じながらも、私は慌てて返事をした。






「ちゃんと寝てる?朝から元気ないと心配やなぁ…」







「大丈夫!気にしないで笑」







朝からそんなに心配してくれて嬉しいです。












やっと一日が終わった。




「あ、坂田くん。帰んない?」






ちょうど廊下で見かけたから話しかけてみた。






「あ、うん!」






にこっとこちらを振り返ってくれる。






「今日も疲れたね〜」



なんて、他愛無い会話を楽しんでいた。





「なぁ、そういえばこの前の本どうやった?」





この前坂田くんが貸してくれた小説。
少し切ない青春ものだった。







「あ、すっごい良かった。」







「やろ?めっちゃ青春って感じやったよなぁ笑」





「ね、笑」





あんな青春してみたいなー…


何気ない私の呟きに坂田くんは私の手をスっと握った。ニコッと微笑めば















「…俺と青春、せーへん?」









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センラsdey




私の1週間の楽しみ。それは…





「あ、これ返します。」





図書委員会に所属している私は1週間に1度、受け付けに立って貸出を行っている。





「了解です。」





私が当番の日には必ず図書室に現れるセンラくん。他クラスだから名前も最近知った。



"返します"




その一言を聞くだけで私は1週間頑張ろうと思うことができていた。





「…あ、それともう1つええ?」





何か思い出したかのように話しかけてきた。






「えと、…なんですか?」







「これ、いつもお世話になってるあなたちゃんにお手紙書いてきたんよ。良かったら読んでな。」






そう言ってひとつのレモン色をした手紙を渡せば静かに去っていった。







その手紙を私は図書室で1人読んでいた。

おすすめの本や小説家さんのことが書いてあったりと、読んでいてすっごく楽しかった。



私は最後の最後に息を飲んだ。














『最後にこれだけ言わせてな。ずっとあなたちゃんのこと好きやったよ。だから毎回当番の日に合わせとった。これからも会いに行きます。今度はあなたちゃんから話しかけてな。笑 好きやで。 センラ』













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ほんと亀更新でしたね…
申し訳ないです。

そして適当なんじゃないかって言うくらい語彙力も物語性もないお話でほんっとにごめんなさい。

これからも亀更新ですが、大目に見てやってください。



そして、新しく小説。

『これは現実ですか。』

もよろしくお願い致します。











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