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第4話

.。・゜°♡3
~時は遡り~
Your side


「お前に選択肢はないんだ!」

「そうよ!私達の言うことが聞けないの!?」
あなた
ですが…!
「これで会社が大きくなるんだ!」

「少しは親孝行しようと思わないの?」
あなた
貴方達を親だなんて思ったことない!
「なんてことを!?」

「部屋で反省しろ!連れていけ‼」
《ハッ!》
あなた
やめて!離して!結婚なんて嫌!

























これからどうしよう
あなた
うぅ…ヒック……
((コンコン
誰だろう
あなた
はい…
『大丈夫?』
あなた
!お、おばあ様ッ…!
『政略結婚、させられるんですって?』
あなた
はいッ、私、会ったこともない人と…
『可哀想に…私もね、会ったことなかったわ』
あなた
え、お爺様と?
お爺様は私が産まれてすぐ亡くなった

だからなにも覚えていない
『ええ、父の会社を買収して力を確実にする為に』
あなた
酷い…
『もちろん愛なんて無かった、生活の保証だけよ』
あなた
辛かったでしょう?
『本当に……私には愛する人がいたの』
あなた
えっ?
『でも、別れてしまって一度も会ってないわ』
あなた
そんな…会いたいですか?
『出来れば…けれどもうこんなおばあさんだもの』
そう言って頬笑むおばあ様は悲しそうで…

けれど同時に美しかった
あなた
おばあ様…
『悲しい顔しないで?ほら、御守りよ。』
おばあ様がくれたのはロケットペンダントだった
あなた
これは?
『この写真はね、昔に愛する人と撮ったものなの』
あなた
そんな大事な!受け取れません…
『写真は他にもあるから…きっと救ってくれるわ』
あなた
おばあ様ッ、ありがとうございます、
『フフッ、あの人と結婚して良かったこともあるわ』
あなた
えっ、良かった?
『こんなにかわいい孫が出来たんですもの』
あなた
ッ、おばあ様ぁ~!
『あらあら、きっと自由になるのよ………』




























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数日後、おばあ様は静かに息を引き取った






















あの人達は、“遺産がない” “庶民が”

“ようやく荷物が居なくなった” とか

言っていた




















けれど私は知っている
























おばあ様は莫大な遺産を持っておられたこと


























そんなその莫大な遺産を私に生前贈与したこと





















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あなた
お父様、お母様
「なんだ」

「今忙しいのよ後にして」
あなた
私の籍を抜いてください
「今なんと言った」
あなた
ですから、私と縁を切ってください
「何をいっているの、結婚も決まっているのよ!?」
あなた
それは、“あなた”とのでしょう?
「そうよ!分かったら謝りなさい!」
あなた
私はあなたではありません!
「…お前は何を知った」












あなた
貴方方の“あなた”はもう居ない

10年以上前に亡くなった

たまたま同じ名の私を見つけ

娘として育てた

けれど娘が死んで空いた穴を私では

埋めることが出来なかった

すると同じ名が耳障りになる

”あなた“は貴女ではない。と



違いますか?
「そうだ、」
あなた
やはり…
「縁は切ってやる、こっちから願い下げだ」

「あなたッ!?」
あなた
ありがとうございます
「分かっとらんな、1人で生きていけるとでも?」
あなた
何が言いたいのです?
「金も常識も何も持っとらんお前はすぐ戻る」
あなた
「何も言えんか!クククッ」
あなた
私がいつ、お金も常識も何もないと?
「あ?」















あなた
遺産と配当、それでお金は十分
「な!?」
あなた
使用人達と一緒に居たので常識もある
「くっ!」
あなた
縁を切る言質はいただきました
「…」
あなた
今後私に関わらないでくださいね?











((バタン
「クソッ!」

「あなたッどうするのッ?」

「絶対、絶対逃がさんからな……」



































.。・゜°☆°゜・。.。・゜°☆



家を出た後、私はおばあ様の家の人達に
お世話になっている
会社は潰れても、家は潰れていなかったのだ
おばあ様の話をすると瞳を潤ませる方も居る
籍もいれてもらい
私は”水無瀬“から”桜羽“になった
桜羽家の人達はとても良くしてくれる








けれどずっとお世話になる訳にはいかない































”水無瀬財閥の者“が追ってくるのだ
警察も役に立たないだろう
まったく証拠を残さないのだ
隠れて、逃げて、隠れて、逃げて………






























疲れはてて、雨の中…おばあ様を思い出していると






























『大丈夫?』

































☆°゜・。.。・゜°☆°゜・。.
私の運命を変える、ヒーローが現れたんだ
☆°゜・。.。・゜°☆°゜・。.