第10話

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2021/03/03 13:17
※少し流血表現あり







はーい。今日はなんと初任務です。
ところで、私昨日入学したのになんで1級案件なんですか?
あれかな?夜蛾先生の任務が1級で妖夢先に倒しちゃってたからかな?

まぁ、妖夢弱いって言ってたし大丈夫でしょう。
補助監督 和泉さん
廃校に肝試しで言った女子中学生たちが戻ってきていないみたいですね。
あー、あるあるだわー。

なーんで肝試しちゃうかな。
補助監督 和泉さん
その呪霊と、女子中学生の生死確認です。
あなた
分かりました。
あなた
その中学生たちはいつから帰ってないんですか?
補助監督 和泉さん
昨日の夜からです。
まぁ普通肝試しって夜行くよね。
補助監督 和泉さん
着きました。
帳降ろしますね。
廃校はところどころ崩れていたり、窓ガラスが割れていたりと、いかにも出そうな所だった。
めっちゃ廃校って感じするぅ。
あなた
…行ってきます。
ーーーー

コツコツ
さっきから低級呪霊ばかり出てきていて、1級とは程遠かった。
てか、昨日の夜からならもう中学生たち生きてなくね?



低級呪霊を祓いながら歩いて行った。
あなた
…あ……。
血の跡がある。もう乾ききっている。

また少し進むと中学生の死体らしきものがあった。
あなた
惨い…。
乾ききった血と肉片があった。それに骨らしきものもはみ出ている。おそらく、昨日の夜にやられたものだろう。
あなた
確か、5人だっけ。
あと4回もこんなグロいもの見なきゃいけないのかぁ。呪術師って意外と辛いな。
あなた
…っ!
今呪霊の気配が強くなった。
呪霊の気配が強くなったところに行ってたどり着いたのは3階の教室だった。




グチャグチャッ
教室の中では呪霊がおり、女子中学生だと思われるものを食べている。それはとても原型を留めていなかった。その回りにも3体くらい死体が転がっている。一緒に肝試しに来ていた中学生だろう。
ナイフに炎を灯し、呪力を乗せてぶん投げると、ちょうど頭にぶっ刺さり呪霊は消えていった。


え、弱っ。

正直中学生が死んでいたのよりも、これで祓えたことの方が驚いた。
あなた
祓ったし戻るか。
ーーーー
あなた
ただいまでーす。
補助監督 和泉さん
あ、おかえりなさい。どうでしたか?初任務。
あなた
いやぁ、呪霊弱かったですね。
補助監督 和泉さん
えっ。1級が弱いんですか?!
あなた
私は弱いと感じましたけど…。
補助監督 和泉さん
…す、すごいですね。
これなら特級も夢じゃないですね!
あなた
えへ。
私は褒められると伸びるタイプなんです。
ーーーー
高専に帰って、寮に戻ると妖夢がいた。
あなた
あっ、妖夢!
魂魄妖夢
魂魄妖夢
あなた、
あなた
遅かったじゃないか。
魂魄妖夢
魂魄妖夢
それはごめんって。
幽々子様が……
あなた
それは知ってるよー。
明日?
魂魄妖夢
魂魄妖夢
うん。ちょっと緊張する。
あなた
みんないい人だよ。1人を除いて。
魂魄妖夢
魂魄妖夢
1人を除いて……。
あなた
いやぁ、その人初対面で雑魚って言ってくるからね。妖夢が言われたら真っ二つにぶった切っちゃって。
魂魄妖夢
魂魄妖夢
ぶった切りはしないけど、どんな人か気になる。
あなた
一言で言うならクズ。
とりあえず部屋入ろ。
ーーーー
部屋に入って妖夢と世間話をしている。
魂魄妖夢
魂魄妖夢
それで魔理沙がお賽銭箱の中を取ろうとしたんだけど、霊夢が般若のお面被って大幣持ってたんだよ。
あなた
怖。そこら辺の幽霊より怖いよそれ。
でも包丁じゃなくて大幣なのが巫女要素ある。
なんて物騒な話をしていた。








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