今日は妖夢が来る日です。
ガラガラと音を鳴らしてドアが開いた。
斬れぬものなど、あんまりないってまだ使ってたんだね。
私の時と同じように自己紹介をしていく。
どこかで見たことあるような会話してるな。
妖夢の敬語は難しいだろうな。私の時も敬語とるの1年はかかったし。
今妖夢前髪変だなぁって思っただろうな。
なんであんな前髪なんだろうね。
カッコイイとかチャームポイントとか思ってたらちょっと面白いよね。
薄々思ってたけどこいつツンデレだな。好きな子には意地悪しちゃう幼稚、小学生タイプだ。でかい子供だな。
ちなみにツンデレという言葉は早苗に教えてもらった。
「今日岩を斬りたい気分で斬りに行くけど来る?」と言われた。岩を斬りたい気分ってなんだって思ったけど面白そうだからついて行った。「妖怪の山に大きい岩があるから斬りに行くの」とさっきの言葉に付け加えるように言った。少ししたらその大きい岩があった。思ってたよりも大きくてちょっとビビった()。「じゃあ斬るね」そう言った瞬間その岩は木っ端微塵になっていた。振り向いた妖夢のその笑顔は美しかった。その瞬間から私は妖夢に逆らわないと決めた。
もう結構前の話だが、私は今でも覚えている。あの妖夢の清々しいほどの笑顔を。あとからきいたのだが、幽々子が夕飯の食材を買っても買っても、夕飯を作る前に食べてしまってお金が無くなってしまいストレスが溜まっていたそうだ。あと宴会のために作っていた食事も幽々子が食べてしまってムカついていたそうだ。幽々子食べ過ぎじゃないか?
懐かしいなぁ。
なんか、平和だなぁ。というか五条、私の時は突っかかってきたのに妖夢の時はしないってどういうことだ?そうか、私のことが好きなのだな。そうかそうか。仕方ないやつだなぁ!………虚しくなるからやめよ…。
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