紫耀 side
あなたの言ってることが理解出来ひんかった 。
いや 、きっと理解したくなかったんやと思う 。
今まで育ててきてくれたオトンとオカンと
ずっと隣で笑ってたあなたは血繋がってんのに
俺だけ繋がってないとか信じたくなかった 。
あなたが去ってからも俺は数秒間フリーズ
したままでそのまま膝から崩れ落ちた 。
『 、、、』
永瀬「 … 紫耀 、っえ 、」
『 ……… っすか 、』
中間「 は?」
『 … 何の用っすか 、
俺を嘲笑いにでも来たんですか 、』
膝から崩れ落ちた俺の目の前に
現れた西のトップの皆さん 。
確か … 小瀧 、と重岡?以外は先輩やった気が 。
濵田「 別に嘲笑いに来たんとちゃうで 。
それよりも酷い傷やなー 、、、(ツンッ) 」
『 っ触らんといてください 、!』
濵田「 ははっ 、ごめんごめん 、痛かった?笑 」
『 … 』
重岡「 お前さ 、
関西人なのになんで東入っとるん?」
小瀧「 それ言うたら立ってるお前もやん 」
永瀬「 あ 、俺も?
つかお前やなくて永瀬廉なんすけど 」
桐山「 永瀬くーん?と平野くん?は
確かキンプリのメンバーなんやろ?」
永瀬「 あ 、そうっすそうっす 。
中学の頃はMr.KING vs Mr.Princeで活動してて 」
神山「 すごい喧嘩に合わない名前やな 」
永瀬「 でも名付け親勝利くんなんすよ?」
小瀧「 … 勝利 、、、って誰なん?」
『 … は?お前勝利くん知らないん 、?』
中間「 … 佐藤勝利 。東のトップリーダーや 」
重岡「 へー 、、、ってうええええええ?!」
『 っさ 、』
重岡「 え 、あ 、なんかすまん 」
永瀬「 勝利くんが健人くんに
俺たちのこと紹介してくれて 。だから俺たち
入試受けても受けなくても入れたんすよ 」
藤井「 それって凄いん?( ) 」
重岡「 テスト受けなくて入れるんなら
めちゃめちゃ凄いやろ!ええなー 」
永瀬「 ええやろー (ニカッ) 」
重岡「 … お前 、、、ハンサムやな 」
永瀬「 あ 、ほんまに?おおきに 」
桐山「 いや 、で!!!話逸れとる!」
重岡「 わお 」
『 … 健人くんに誘われたから 。それ以外理由
あらへんし 。廉 、岸くんたちのところ行こうや 』
永瀬「 おう 。ほんじゃ失礼しまーっす 」
まじ西の人たちといると調子狂う 。
喧嘩なんて仲良しこよしでやってたらダメやねん 。
… まあ 、今回のことは衝撃すぎたけど 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!